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25年ぶりの再会
<2006年1月4日・取り壊しが免れない事になりそうなJR国立駅(大正14年)の前で、上野浩一さん撮影> 愛車自慢でも車との別れの話が多い中、25年ぶりの再会のお話です。 私が免許を取ってはじめて乗った車をインターネットでたびたび検索していました。当然ヒットする事など無かったのですが、2004年12月に25年も前の車が画面に現れすぐに会いに行きました。 25年前苦楽を共にしたその車は30歳という年齢を感じさせないほど美しい姿を保って私を迎えてくれました。塗装も下回りにも錆は見当たりません。私は歳をとっているのに彼女は当時のまま、いや私が酷使していたとき以上の美しさで私の前に現れたのです。 お金で何でも買える時代ですが、過去と出会えるチャンスなどめったにありません。しばらく悩んだすえ、私はこのLC20を迎え入れることにしました。
スズキのフロンテクーペは熱心なユーザーが今でもいますが、セダンであるこの車は町の中で見かけることはありません。49年にはスズキの全生産台数の50%はこの車を売っていたそうですが、現存していないのは豊かさとの引き換えにスクラップされていった実用車の宿命なのでしょう。 昨年1月から3カ月ほどはエンジンの故障やブレーキ故障など様々なトラブルに見舞われましたが、現在は再び生活の足として毎日乗って美しい景色や貴重な建物の前で写真を撮っています。 その結果色々な場所で「懐かしいね」、「昔この車を乗っていました」と話しかけられ、若い人には新鮮に見えるのでしょう。「可愛い」と様々な人から話しかけられます。
<クルマ情報>スズキフロンテ LC20 |
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