シティーセダンでえんやこら
<2006年4月、カナダ、イエローナイフ付近 百々清春さん撮影>
カナダへの滞在は当初1年だけと決めていたので、10万キロ超えのマニュアル車を購入しました。万が一故障しても修理しやすいマニュアル車が条件で、購入時の誓いは「愛着が出る前に使い捨てる」でした。しばらく足として利用していましたが、カナダの大自然に魅了され、東海岸へ半月かけての旅行を決行。これが「誓い」を破るきっかけになったことは、当時の本人は知る由もありませんでした。 旅から帰るとすぐ、「この車でカナダ全ての州を回りたい」という願望がわきあがり、次第に整備もエスカレートして、探険に必要な装置が増えていきました。気になる所を地元のディーラーで直しつつ、ラリーで使う大型ライトやブロックヒーターなどを装備しました。 このブロックヒーターは日本人にはなじみのない装置かもしれませんね。 氷点下20度、30度でのエンジン始動をサポートする電気あんかの様な物で、エンジンブロックに直接張り付いています。使い方はいたって簡単、駐車場に着いたらボンネットの先から出ているプラグを延長コードでコンセントに繋ぐだけ。寒冷地で野外駐車場にコンセントがあるのはこのためです。 ディーラーには細かいお願いをいっぱいしたため、「日本人は神経質だなー」と思われてしまったかもしれません。少し反省。完全に愛着たっぷりになってしまったこの車で、陸の孤島ラブラドール地方、インディアンのコミュニティ、オーロラのイエローナイフ周辺など、カナダの僻地を回りました。 荒れた未舗装路ではシティーセダンの限界を感じる事も多く、数時間遊園地のアトラクションを楽しんでいる様な時もありました。思い返せば、旅の間中ずっと「頼むからここでだけは壊れるなよ」と車に声を掛けていた気がします。幸いにも今のところ、極寒の地でのメジャートラブルはありません。さすが北欧出身のボルボ!? 購入してからの走行距離は2年ちょっとで8万キロを超えました。オドメーターはすでに20万キロを回っていますが、残る西海岸二つの州を目指してこの夏、出発します。最後に西海岸で車を売却する予定で、そのお別れの時が迫ってきています。思い出いっぱいの車なので日本に連れて帰ろうかとも思いましたが、ボルボは寒い所の方が長生きできると信じています。次のオーナーが大切に乗ってくれるといいのですが・・・。 <クルマ情報> ボルボ S70 99年式 |
ここから広告です 広告終わり 一覧企画特集
アサヒ・コムSHOPPINGここから広告です
広告終わり どらく
鮮明フル画面
朝日新聞社から |