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加藤久美子の乗ってナンボ

母の立場から考えるチャイルドシート:1

チャイルドシートの基本情報

 1歳8ヶ月の子供をチャイルドシートに乗せて、毎日、車で走り回っている母親ドライバーの立場から、自動車生活ジャーナリスト加藤久美子が考える、チャイルドシートへの思いをつづってみました。いろいろなことを書いていますが、結論を先に書いておきますと、

 「どんな機種でもいいから、正しく装着すること。
    そして、そこに子供をしっかり座らせること。」


 
これが私の結論です。


<項目一覧>
チャイルドシートの正しい情報
国土交通省のチャイルドシートアセスメント
チャイルドシートを正しく装着することの大切さ


★チャイルドシートの正しい情報

レーマー社製のベビーシート
レーマー社製のチャイルドシート
レーマー社製のベビーシート(上)とチャイルドシート(下)

 チャイルドシートは何を基準に選ぶのがいいのでしょう?値段?使いやすさ、デザイン、安全性、車とのマッチング・・・。本来、チャイルドシートは車内での子供の安全を守るために存在しているものです。だから安全性を第一に選ぶ・・・・というのがまっとうな選択基準かもしれません。しかし、現状は・・・違うようです。多くのお母さんたちにとってチャイルドシートに関する正しい情報を得る機会はものすごく少ないのです。安全性のことが脳裏を掠めたとしても、それに関する情報を入手する方法も、多くのお母さんたちは知らないでしょう。

 実際、私の周囲にいるママ友達に聞いてみても、安全性で選んだ人は皆無です。リサイクルショップで安かったから、友達にもらったから、おじいちゃんおばあちゃんがお祝いに買ってくれたから、ディーラーで値引き代わりにつけてくれたから・・・などなど。

使いやすさで選んだ、という人も少なかったですね。これには驚きでした。

 といっても、この私自身振り返ってみると・・・里帰り出産で実家に戻ったり、その前に引越しをしたりとばたばたしている中、そういえばチャイルドシート!と気づき、前にメルセデス・ベンツの女性ジャーナリスト向け試乗会のときに紹介されていた、ベンツ純正のベビーシート(レーマー社製のベビーセーフという商品です)を思い出し、あれならいいだろう、メルセデスベンツ日本の人もすごくいいと紹介していたし・・・・といった程度の理由で装着することにしたのでした。(結果的にこのベビーシートは実にすばらしいものだったのでよかったのですが。)

 話を戻しましょう。最近は、さすがに育児雑誌などでもチャイルドシートの記事が増えてきました。広告もテレビ、雑誌で展開され、世間の認知度も高まってきています。しかし、育児雑誌においては記事も広告も大差がなく、正しい情報は伝わってきません。ごくたまに自動車雑誌でシビアな記事が展開されていることがあっても、フツーのお母さんたちの目に触れることはほとんどないでしょう。

★国土交通省のチャイルドシートアセスメント

 参考になる情報のひとつに、昨年12月に国土交通省が初めて公表した、チャイルドシートの安全性能試験の結果があります。

 http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/crs/default.htm

 これは、日本国内で販売されている、乳児用、幼児用、着衣型計38機種についてのさまざまなテストを行った結果で、実際に衝突実験も行っています。また、安全性のみならず、使いやすさの部分でもさまざまな観点から評価しています。ただ、私が重要と考える、チャイルドシート本体の重量についてのデータが入ってないのはちょっと残念でした。軽いことは扱いやすさ(とくに、お母さんが取り付けることを考えると重要)に大きくかかわり、また安全性の高さにもつながるからです。あと、子供をチャイルドシートから降ろすときの、「降ろしやすさ」(ロックの解除の仕方、ベルトの緩め方、はずし方など)も私は重要だと思います。万が一の事故のとき、いかにすばやく子供を車から降ろすことができるか?は、命にかかわる条件だからです。

 とはいえ、これまでチャイルドシートの信頼できる情報がゼロに近かった状況の中では、実に画期的なことでしょう。

★チャイルドシートを正しく装着することの大切さ

 どんなに素晴らしいシートでも、正しく装着しなければその機能は発揮されません。チャイルドシートは、車に正しく装着して、さらにそこに子供を安全に座らせて初めてその機能が100パーセント発揮されます。衝突実験の結果が非常によくても、装着方法が間違っていたり、ぐらぐらしてしっかりついてなければ、当然ダメ。

 私がこれまでチェックしてきたチャイルドシートは、そのほとんどが正しく装着されていませんでした。さすがに、シートベルトを使わず後部座席にただ置いているだけ、という人はいませんでしたが、ロッキングクリップを使ってなかったり、シートベルトのチャイルドシート固定機構の存在を知らなかったり、ベルト通し穴が、前向き用、後ろ向き用が逆になっていたり、シートはそこそこちゃんとついているけど、子供を固定するベルトがゆるゆるだったり・・・・と、いうのは日常茶飯事でした。

 命にかかわるような事故はもちろん、急ブレーキ程度でも危険が予測される状態のシートがとても多かったのです。

 アセスメントの結果を見て、また買ったあとでいろいろな情報を入手して、「ああーあっちのチャイルドシートにすればよかった!うちのチャイルドシートは結果がよくないわ」と思っても、一度買ったものを買い換えることはなかなかできないでしょう。しかし、自分自身で装着状態をチェックをしなおして、また、専門家のチェックアップを受けて正しく装着しなおすことは簡単にできます。それだけで安全性は格段にアップするのです。






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