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加藤久美子の乗ってナンボ

母の立場から考えるチャイルドシート:2

チャイルドシート選びから装着まで

<項目一覧>
チャイルドシートの選び方
チャイルドシートはどこにつけるのがいい?
意外に使われていない、シートベルトの「チャイルドシート固定機構=ALR」
《解説》「チャイルドシート固定機能(ALR)」とは?


★チャイルドシートの選び方

 チャイルドシートの選び方については、いろいろな媒体ですでに情報があると思いますので、ご存知の方も多いでしょう。チャイルドシート連絡協議会のホームページを貼り付けておきます。概要はこちらでチェックしてください。

 http://www.child-seat.gr.jp/seatbook/index.html

ここでは、私の経験に基づき、もう少し突っ込んだ内容でチェックしてみたいと思います。

a.装着が簡単である。誰もが正しくしっかり装着できること

 私の経験から言うと、やはりロッキングクリップを使う「2点固定式」のシートは、装着がかなり難しいと思います。これまで、チェックアップした中でも、ロッキングクリップが正しく使われていたケースはほとんどなく、中にはロッキングクリップを使わずにチャイルドシートを使っていたケースも結構ありました。当然、グラグラと不安定で急ブレーキ程度でも転がりそうな雰囲気でした。おすすめは、やはり3点固定式。またはロックオフデバイス付のもの。これが扱いやすいと思われます。3点式は2点式よりもシビアな取り付けを要求されないでしょう。

b.軽くて重心が低い
レーマーのプリンス
レーマーのプリンス

 軽くて重心が低いチャイルドシートは安定性がよく、万が一のときのダメージも少ないのです。私の子供は現在1歳8ヶ月で、1歳過ぎた頃からレーマーのプリンスというシートを使っています。これは、本体が非常に軽く(指1本で下げられる)、装着も至極簡単です。これまでのチェックアップで、何度か回転機構付2点固定式の恐ろしく重いシートを何度も装着してきましたが、それらを使っているお母さんたちに持たせると、みんな信じられないというような表情で驚いてくれます。軽いものは扱いやすい。ゆえに正しい装着ができ、安全性の高さにもつながってゆくのです。



c.何よりも車とのマッチング

 当然ですが、車の種類よりもチャイルドシートの種類のほうが少ないので、車との相性=マッチングは非常に気になるところです。世界一安全な車に世界一安全なチャイルドシートを載せても、相性が悪ければ、期待した効果は得られません。

 最近のファミリーカーの後部座席は、チャイルドシート装着を前提にして、なるべくフィットしやすいよう、シートの形状が平らになったり、リクライニングができたり、シートベルトが長めだったり、シートベルトのバックルの長さなどが配慮されていますが、そうじゃない車も多数あります。 とくにスポーツタイプの車では、シートが狭い、バケットタイプ(サポート性をよくするために体を包み込むような形状になっている。凹凸がある)のシートだったり、チャイルドシートとのマッチングはあまりよくないのが通常です。

 それでも工夫して安全に装着している車も多数ありますので、とにかく実際に装着してチェックするのが大切です。後部座席が狭ければ、助手席につける(助手席エアバッグがついていれば解除して)という手もあります。

★チャイルドシートはどこにつけるのがいい?

エアバッグon/offキー
VW Poloにはグローブボックス内に助手席エアバッグのon/off切り替え装置がついている

 各種マニュアルでは、チャイルドシートは後部座席に装着することをすすめています。最近の乗用車は助手席エアバッグが標準装備されている場合が多いので、必然的にチャイルドシートは後ろにつけることになるでしょう。とくに1歳くらいまでの後ろ向きチャイルドシートは、エアバッグのあるシートで使うと衝突時にシートが衝撃を受け、非常に危険です。

 父、母、子供という家族構成で車に乗る場合は、運転者は父(母)、そして後部座席に子供と母親(父親)というのが理想的でしょう。

 しかし、助手席にエアバッグがない、またはエアバッグ作動のon/off が選べるカットスイッチがついている車の場合はどうでしょう?平日の昼間など、お母さんと子供が二人で乗るケースが多い場合、運転席にお母さん、後部座席に子供がひとりという光景はよく見かけます。子供の様子が常に把握できなくてもお母さんは安心して運転に集中できるでしょうか?

 もし、お母さんと子供が二人で乗ることが多ければ、子供は助手席に乗せてあげて欲しいと思います。 隣なら子供の様子がよくわかりますし、子供もお母さんの隣で安心できます。ルームミラーで子供の様子を確認できるといってもそれは限界があるでしょう。また、万が一の事故のとき・・・・手を伸ばせばすぐに届く場所に子供がいれば、抱きかかえて運転席から一緒に降りることができ、救出も早いでしょう。衝突し車両が燃え上がってしまった場合など、車外への救出は一刻を争います。運転席からおりて、後ろに回ってドアを開けて、チャイルドシートのロックを解除して子供を抱きかかえて・・・では、かなりの時間が経過してしまいます。確かに事故の際のデータでは、後部座席のほうがダメージを受ける率は低いので、チャイルドシートも後部座席につけなさい、というのがマニュアルです。しかし、子供の状態を常にチェックできることや、子供とのコミュニケーションが取れる、事故時の救出を考えると、助手席という場所も違った観点で安全性が高く、捨てがたいと思います。

 助手席エアバッグの作動解除をディーラーで対応してくれることもあります。後ろにつけるしかない、とあきらめている人も、ディーラーで尋ねてみてはどうでしょう?ちなみにうちでは私専用の車は2シーターの車なので、助手席のエアバッグ作動をディーラーで解除してもらいました。

★意外に使われていない、シートベルトの「チャイルドシート固定機構=ALR」

 これまで50台近い車でチャイルドシートが正しく装着されているかどうかをチェックしました。驚いたことのひとつにチャイルドシート固定機構を使ってない人が意外に多いということがあります。私がチェックした約50台の中で、ALR装着車は9割程度ありましたが、この機構を正しく使っていたのは1台だけでした。この機構は、ロッキングクリップを使って肩ベルトと腰ベルトを一カ所に固定してチャイルドシートをする装着する「2点固定式」のチャイルドシートが多い日本では、非常に有効な機能です。え!知らなかった!という人は、今すぐパソコンを閉じて駐車場に向かいましょう。

 では、あらためて「チャイルドシート固定機能付きシートベルト」(ALR/ELRスイッチ式シートベルト)の使い方を書いておきましょう。

 《解説》「チャイルドシート固定機能(ALR)」とは、ロッキングクリップを使用して固定するタイプの、いわゆる2点固定式チャイルドシートを固定する為のシートベルトの機能です。シートベルトをするすると引っ張り出して、もうこれ以上延びないところまで引き出して、戻しながら固定してゆきます。つまり、巻き取ってロックするのみの状態となり、引っ張ってもシートベルトはもう出て来ることはなく、がっちりとロックされ緩むこともありません。2点固定式のチャイルドシートを万全に固定するには非常に有効な機能です。自分の車にそれがついているかどうかは、取り扱い説明書を読むか、実際に車をチェックすればすぐにわかります。ですがこのとき、勢いよく引っ張ると、ALRじゃないのにロックされる(つまり、衝撃を感知してシートベルトがロックされる通常の機能:緊急ロック式巻取り装置)のを、ALR機能と勘違いしないように。ゆっくり、数回引っぱってもベルトがロックされるならば、ALR付のシートベルトです。
 ちなみに、後部座席に3点式シートベルトがついている近年の日本車、アメリカ車にはほぼ100%装着されています。が、ロッキングクリップを使用して固定するタイプのチャイルドシートを装着しない欧州では必要性が無い為か、殆ど付いていません。
 最近では、育児用品メーカーから、お母さんの力でも簡単に締め上げられるような便利グッズも出ています。


★後半では、
・がんばれママ!じじ、ばばとのチャイルドシート仁義なき戦い。
・ママ友達を乗せるとき

などについて書いてみたいと思います。



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