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 トヨタ ラウム

 「ユニバーサルデザイン」の使い勝手は?

ラウム
ラウム

 1997年に登場した初代ラウムは、コンパクトサイズのボディながら、ウォークスルー、両側スライドドアや横開きバックドアを採用し、広い室内と、使いやすいドアへのこだわりが女性ドライバーにも絶大な支持を得てきました。

 2003年5月に発売された今回の2代目は、産業デザイン分野でよく使われる「ユニバーサルデザイン」というコンセプトを導入、幅広いユーザーにとって、さらに使いやすい車を目指しました。

 ラウムの特徴である両側スライドや後部横開きドアはそのまま踏襲し、助手席側のセンターピラーをドアに内蔵し、助手席を畳める機能を付加。これにより、前後のドアを一緒に開けると、驚愕の開放感を体験できます。

 エンジンは109PSを発生する1500ccの1種類のみ。グレードはベース車(139.8万円。電動スライドドア等なし)、“Cパッケージ”(149.8万円)、“Gパッケージ” (161.8万円)、スポーティな“Sパッケージ”(169.8万円。)の4種。

 4WDは各モデル17〜18万円アップ。お勧めはラウムならではの装備を堪能できる、“Gパッケージ”で、今回の試乗車もこちら。スマートキー(電動スライドドアも開閉可能)、オートエアコン、肌に優しいフレシール加工付きシートなどを備えています。

●母の目サイズチェック

・後部ドアの開口部サイズ 縦104センチ ×58センチ

後部ドア

 後部スライドドアのみを開いてもこのサイズあります。柱がないので、開口部はゆったり。たて方向も余裕のサイズなので、自分でチャイルドシートに座れない2−3歳児(身長90センチ前後)でも抱きあげたまま楽にチャイルドシートに乗せられます。


フルオープンにした場合
前後ドアをフルオープンにした場合の横幅 150センチ

 これぞ今回のラウムの最大の特徴とも言えるパノラマオープンドアです。助手席の背もたれを前に倒すと、なおさら広々です。この開放感は、まずほかでは味わえないもの。ちなみに、写真の状態(助手席がテーブル状態)での走行は禁止されていますが、完全に前にたたんだ状態(タンブル状態)であれば走行可能です。とはいえ、タンブル状態にするのはヘッドレストをはずして、シートを一番後ろまでスライドさせてから畳むなど、手順はかなり面倒。現実的には簡単なテーブル状態で開放感を得る人がほとんどでは?。荷物置き場にもいいし、運転席からも、後席チャイルドシートに座る子供からも見晴らしがよく気分爽快なのですが、この状態では走行不可なんて…。

地面から後部座面部分までの高さ 65センチ

 一般的なミニバンから比べると10センチ以上低い数字です。さらに室内高は122センチと小学校低学年の子供なら室内で立てる程度の十分な高さがあるので、自然な姿勢でシートに腰を乗せることが出来ます。

助手席と運転席の間
助手席と運転席の間 15センチ

 ウォークスルーを可能にしているとはいえ、前席のシート間の距離はわずか15センチしかありません。たとえば、(もちろん写真にあるカップホルダーを格納して)後席から運転席にウォークスルーで移動する場合、余裕を持ってこのシート間に足をいれるとなると・・・・。ふくらはぎ周り31−32センチ以下のかなりスリムな脚じゃないとキツイはず。(20−30代女性の平均サイズは34センチ前後)。そのために、助手席をいちいちタンブル状態(完全に畳む)にするのも至極面倒。無理な移動姿勢で捻挫したり腰をいためたりしないよう、気をつけてください。

開放時のスライドドアのでっぱり 17センチ前後

 グレードによってはスライドドアの自動開閉機構も標準装備されています。確かにスライドドアは狭い駐車場での乗り降りには便利なのですが、ラウムの場合、開けたときのドアのでっぱりが、予想以上に大きくてちょっと驚きました。実測で約17センチありました。スライドドアの周囲に人がいないか、開けたときにドアがどこかにぶつからないか、注意して開けてください。

●奥様&ママへの配慮

なんたって柱のないドアまわり

 助手席側の前と後ろのドアの間に、柱がなく、後部ドアがスライドドアであるため、チャイルドシートへの子供の乗せおろしが圧倒的に楽チンです。横方向のみならず、縦方向にも十分な高さがあるので、頭をぶつけることもなく、ドアに挟まれそうになることもなく、雨が降っていてもドアをしめて車室内に入って、ゆっくりチャイルドシートを装着したり、子供にベルトをつけたりできます。

ラウム
ラウム
横開きバックドア
乗り降りのしやすい設計

 フロアは低めです。3歳程度の子供なら自力で車内に入ったり、また、降りたりすることも可能でしょう(写真上)。この低さは、子供のみならず、お年寄りにもありがたいものです。

 ただし、開放的なのはいいけど、柱がないということは、つかまるところがありません。足腰の弱いお年寄りが乗るときには、助手席の背もたれを立ててあげましょう。助手席の左肩部分を掴んで乗るのがいいと思いますが、個人的にはもう少し、改善して欲しいと感じます。おそらくお年寄りにとっては、やや戸惑う形状でしょう(写真中)。助手席の背もたれにもアシストグリップはありますが、横方向に長いので掴みにくいのです。

横開きバックドア

 普通、この手の車のバックドアは、縦方向に大きく開閉します。しかし、ラウムは初代からの横開き方式を今回も採用。慣れるまでは違和感を感じるかもしれませんが、メリットとしては、後ろに余裕がない場所でも、少し開ければ、手が入って出し入れ可能ということでしょう(写真下)。もちろん、大きな荷物の出し入れは全部を開く必要があるでしょうけれど、出し入れの多いものは左側に寄せておくと良いでしょう。


楕円形のハンドル
楕円形のハンドル

 実は今回のラウム、国産車初の楕円形ハンドルを採用しているのです。開発者の方の話では、知らずに乗っていればほとんどの人が気づかないとのことで、それほど、違和感のない形状というわけです。私も最初、知らずに乗ったときは「ハンドルが小さいなあ」と思いましたが、よく見ると楕円形。もも周りにゆとりができる印象です。おなかの大きな妊婦さんが運転する場合なども、ハンドル操作や車の乗り降りが少し楽になりそうです。

フレシール加工シート
デリケートな肌にもやさしいフレシール加工シート

 G パッケージに標準装備されるシートは、アトピーや赤ちゃんなどの敏感な肌にも刺激が少ない安心のフレシール加工を施しています。「まゆ」に含まれている人にやさしい天然タンパク質“セリシン”をポリエステル繊維へ付与しています。

●乗った感じは?

 実用性を重視し、親しみやすさ、使いやすさを中心に設計された車だけあって、随所に作り手の細かい配慮を感じることができます。乗り味はちょっと固めの印象ですが、その分、地に足がしっかりついた安心感のある走りができます。高速道路で時速100キロを超えると、やや騒々しく感じましたが、200キロ以上の長距離を走っても疲労は感じませんでした。

 しかし、予想外だったのは、その「小回り性能」。今回試乗したGパッケージは最小回転半径4.9mなのですが、純正オプションとして15インチのアルミホイールが装着されていました。このホイールをはくと、なんと最小回転半径がイッキに60センチもアップ。つまり5.5mにもなるのです。5.5mといえば、1クラス上のウィッシュ(5.3m)よりも大きく、全長4.7m超のエスティマ並みです。この感覚の差は非常に大きく、ラウム=コンパクトというイメージから「曲がれる」と思った場所で曲がり切れなかったり・・・。ちなみに私は、縁石にホイールをこすってしまいました。もちろん悪いのは私。修理代(アルミホイール1本交換)も予想外に高くついてしまいました(涙)。狭い街中での取り回しを考えるなら、純正アルミホイールはつけないほうが良いのかも?


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