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夏休みドライブ術:賢く使おう!コインパーク
違法駐車の取り締まりが格段に厳しくなったのを受けて、今年6月以降、コインパーキングの利用者が急増しています。黄色い看板でおなじみのタイムズをはじめ、コインパーキングは、いまや全国の都市部を中心に数多く整備されています。事業者もタイムズを経営するパーク24や、三井のリパークといった大きな企業から、個人経営規模の小さなものまで星の数ほどあります。 これまでのコインパーキングの多くは、仕事で車を使うドライバーを対象にしていました。あくまでそれらは、運転に慣れた業務用車両(駐車場代金は会社が支払う)を対象に設計、企画されておりましたので、多少狭くても、駐車しにくい設計であっても、それほど大きな問題になっていなかったのです。 しかし、最近、コインパーキングの利用者は様変わりしつつあります。ビジネス利用者に加えて、幼稚園や保育園、お稽古事への送迎などを自家用車でこなす子連れママや、趣味や仕事、病院通いなどに出かける高齢者の利用も増えています。実際、筆者が子供を通わせている幼稚園でも、日々の送迎や参観日などの際には幼稚園の前にあるコインパーキングを利用するママたちが増えています。 コインパーキングは、上手に利用すれば大変経済的で気楽な駐車場です。各駐車場では、防犯カメラを導入し夜間照明を強化したり、24時間対応のコールセンターを設置するなど防犯対策にも力を入れています。また、女性や高齢者にも停めやすいように駐車枠を広げたり、ロック機械の素材を人や車に優しいものに変えるなど、「優しさ」対策を講じ始めました。 今回は、最新のコインパーキング事情をご紹介するとともに、コインパーキングでスマートに駐車するための、HOW−TOをいろいろ考えてみました。 1.コインパーキングはなぜ、狭くて停めにくい? かつて、コインパーキングの多くは、土地の有効活用を目的として開発、設置されていました。実際、不動産や駐車場業とはまったく関係のない個人オーナーの土地では、駐車台数が2〜3台といった小規模のものも多々あります。収益を上げるためには限られたスペースで出来るだけ多くの台数を停めさせる必要があります。駐車場利用者の利便性よりも、土地提供者の要望や利益を優先させた結果、狭くて停めにくいコインパーキングが増えてしまったのです。 この傾向も最近では徐々に変わりつつあります。利用者=お客様と考え、収益よりも使いやすさ、安全性を優先させる駐車場が増えてきました。 2.最大の難関?「ロック板」 コインパーキングを象徴する「ロック板」(フラップ)。ゲート式以外のほとんどのコインパーキングではこれを乗り越えて駐車スペースに入ります。車を停めてから2〜3分するとロック板が上がってきます。利用者が駐車場に戻り、精算をすませるとロック板が自動的におりて、車が出られるようになります。ただしあまりゆっくりしていると、3〜5分程度で再びロック板が上がってきますので注意しましょう。 コインパーキングに不慣れなお母さんたちが苦手と感じるロック板ですが、何度も利用している筆者自身も、乗り越える瞬間はいまだにストレスを感じます。ドライバー自身が自分の目で確認できない状態で入ってゆくのは、なんとなく嫌なものです。上手に入れるコツは、とにかくあせらずゆっくりバックすること、愛車の最低地上高と、フラップの高さとの関係を把握しておくことでしょう。通常の車ならばまず、下回りを当てたりすることもないのですが、ミニバンなど「車高が高い=最低地上高も高い」と勘違いしてはいけません。大人の同乗者がいる場合は、子供も一緒に先に下ろして安全な場所で待機させましょう。子供だけで先に下ろすのは危険です。 3.無人のコインパーキング。防犯体制はどうなっているの? コインパーキングといっても、管理体制はそれぞれです。防犯カメラで24時間監視しているところもあれば、数日に一度、巡回している程度のところまで色々です。大阪のHNTというコインパーキングでは、2003年秋から、利用者の携帯電話で同社の駐車場約300カ所の防犯カメラの映像を24時間いつでも無料で見られるサービスを始め、ユーザーが安心して利用できるように努めています。 管理のきちんとしたコインパーキングには必ず、24時間対応のエマージェンシーコールの番号が掲示されています。駐車場内で何かトラブルがあった場合(フラップが上がらない、精算機が故障しているなどなど)に心強い存在です。 4.パソコンや携帯で駐車場検索ができるコインパーキングはどこ? 大手のコインパーキングではおなじみのシステム。とくに秀逸なのはタイムズで、全国約6000カ所のタイムズを「最大料金設定」「RV/1BOX車」「領収書発行」などの細かい条件を加えて検索することができます。携帯サイトでの検索も、一目で満車、混雑、空車の状況がわかり、地図も表示されます。満車空車情報の配信量が日本一というだけあって、とてもわかりやすく、情報の更新もリアルタイムに行われています。 5.愛車の「最低地上高」、知っていますか? ほとんどのコインパーキングでは、駐車可能な車の最低地上高を150ミリ以上としています。最低地上高とは、“接地面と自動車の中央部分の最下部との距離”と定義づけられています。要するに、地面から車の底中央部の一番低い部分との距離で、英語ではロードクリアランスといったりします。日本車では、カタログに必ずその数値が記載されているはずです。 この数値は、乗用車の場合は大体150ミリ前後、ランドクルーザーなど本格的な4×4やSUVで220ミリ前後です。 車高の高いミニバンは最低地上高も高そうに見えますが、実はセダン系とあまり変わりません。トヨタのウィッシュで155ミリ、日産セレナで2WDは160ミリ、4WDは135ミリとなっています。 忘れてはいけないことは、カタログ数値の最低地上高はあくまでも、「車の底の中央部分の数値」ということです。車の前や横にエアロパーツなどを装着している場合、この数値はもっと低くなります(車検に通るための合法数値は車体下部全ての位置において90ミリとされています。)ので、気をつけてください。 多くのコインパーキングで定められている「最低地上高150ミリ以上」の数値は、かなりの安全マージンをとってあると思います。実際、ロック板がたたまれた状態(車が乗り上げるときのフラップの高さ)は、いずれのコインパーキングでも60〜80ミリ程度ですので、乱暴にバウンドさせながら進入しない限りは大丈夫でしょう。もちろん乗車人数にも左右されます。たとえば大人数が乗れるミニバンなどでは、大人8名が乗車すると20〜30ミリ前後下がる場合もあるようです。 6.コインパーキングの最新サービスに注目! ●女性と高齢者ための専用スペース登場! タイムズ大阪難波(大阪府・200台)と、タイムズ金楽寺町(兵庫県・92台)に登場した女性・シルバー優先枠は、駐車しやすいように駐車スペースの幅を従来よりも広げて2500ミリを確保しています。ピンク色の大きな表示でわかりやすく設定されていて、いずれも全体の台数の1〜2割が女性優先枠となっています。 ●駐車場内で無料で無線LAN! 全国に約300箇所のコインパーキングを展開しているエイチ・エヌ・ティー(大阪府)では昨年より、駐車場内で無線LANを介して無料でインターネットに接続できる設備が設置されました。仕事中のビジネスマンを中心に人気を呼んでいます。 ●日本初のコインパーキングポイント制度 コインパーキングのパイオニア、タイムズでは入会金・年会費無料のポイントカード制度が始まっています。全国の会員数は約100万人にも達して、人気のサービスとなっています。100円=1ポイントで、ポイントがたまるとタイムズチケットやオリジナルグッズに交換が可能です。 ●フラップ素材も人と車に優しく? 気づかれる方は少ないかもしれませんが、フラップがどんな素材で出来ているのか?によって、その会社の利用者に対する配慮がわかります。残念なことに、コインパーキングでは、車高の高いSUVなどがロック板を踏み越えて料金未払いのまま逃走するなどの事件が後をたちません。そこでフラップを頑丈なジュラルミン製にしている会社もあります。その逆に、人や車に優しい樹脂素材を使うケースも増えてきています。ジュラルミン製のフラップなど、万が一車がぶつかってしまうと、かなりのダメージを受ける事になります。子供が転んで頭をぶつけたら?考えると恐ろしいですね。 (2006/08/23) |
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