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加藤久美子の乗ってナンボ  special_title

シャープで精悍、最新アルファ 豪華装備に感動とさびしさ

2007年02月09日

 ■Alfa 159 2.2 JTS Selespeed Progression

写真Alfa 159 2.2 JTS Selespeed Progression
写真シフト操作はフロア部のレバーとハンドル背面のパネルの両方で可能
写真直4DOHCエンジンは185ps
写真フロント同様、リアのビューも精悍な印象

 日本でのアルファロメオ普及に大きく貢献したアルファ156。159はその後継モデルで、本国イタリアでは2005年にデビューした。日本では06年2月に販売が開始されたが、当初は2.2 JTS(左ハンドル&6速MT)のみで、その後、右ハンドル、3.2リッターの V6モデルを追加。12月半ばには2.2リッター車に待望のセレスピード(ATモード付き6速シーケンシャルトランスミッション)が追加され、一気に人気が高まりそうだ。

 ボディが156より一回り大きくなったことで、車格もかなりアップした。ひとことで言うと「シャープで分厚い」感じ。左右3眼ずつの切れ長で鋭い目つきは、最新のアルファロメオに共通する「顔」である。

 車内は広い。後部座席のレッグスペースも、156から約160ミリ増え、大人2人が快適に移動できる空間となっている。

 装備も凄まじいまでの充実ぶりだ。先代の156(初期型)は98年日本初登場にも関わらず、私の愛車Spider同様カセットしかついていなかったのだが、今回の159はMP3対応プレーヤーやカーナビまで標準装備されている。(それでも最新の日本車に比べれば遅れ気味?)

 このほか、VDCやASR、MSR、ブレーキアシスト、坂道発進にありがたいヒルホールド機能など、最新の電子制御技術を駆使した安全装備も万全だ。

 「セレスピード」は簡易ATとも位置づけられるが、基本はマニュアル・トランスミッション。そこにスポーティで実用的な自動変速と自動クラッチ機構を組み合わせている。アルファらしい、きびきびとした走りを楽しみたいなら、マニュアルモードを絶対にお勧めしたい。操作はフロアのシフトレバーだけでなく、ハンドル背面のパドル式スイッチでも快適に行える。こんなに立派な車になっても、車両価格は399万円〜と、ぐっと抑え目なのも特筆すべき点だろう。

 一時代前のアルファロメオに乗る私としては、最新の159は隔世の観がある。何もかもが変わってしまったようで、感動とさびしさの複雑な感情があった。しかし一つだけ、電源ソケットの形状は159になっても、10年前のアルファ同様、日本製の自動車用携帯充電器とはどうもしっくり来なくて、手で押さえてないと押し戻されてしまう。不便だけど、なぜか少しほっとしてしまった。(加藤久美子)

【スペック】

・全長×全幅×全高:4,690×1,830×1,430mm
・エンジン:直列4気筒DOHC 2,198cc
・車両重量:1,570kg
・最高出力:136kw (185ps)/6,500rpm
・最大トルク:230Nm(23.4kg−m)/4,500rpm
・ハンドル:左/右
・ミッション:ATモード付き6速シーケンシャル
・駆動方式:FF
・乗車定員:5名
・希望小売価格:399万円 ★メタリックペイント等は別途
(価格は消費税込み。他の税金や保険料・諸費用は含まず)

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