トヨタ自動車は12日、高い速度域の追突事故までカバーできる衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステムを開発したと発表した。
プリクラッシュセーフティシステムとは、事故の危険を事前に検知することで、事故のリスクや被害を軽減する技術のこと。これには緊急時に自動ブレーキを作動させるものや、衝突前にシートベルトの拘束性能の向上させる技術などが含まれる。
今回発表されたのは、自動ブレーキ技術をより高速域にまで対応可能としたもの。追突事故は、停止している車両への衝突だけではなく、走行中(急減速中)の車両に追突する事故も多い。今回の技術は、先行車と自車の速度差が大きい場合にも対応できることを目指したもので、実際に発生している追突事故の90%以上の速度域に対応するという。
トヨタによれば、緊急時にドライバーがブレーキを踏んだ場合は、ブレーキを踏む力をアシストすることで、一般ドライバー平均の約2倍にあたる制動力を最大60km/hの減速(先行車 20km/h、自車 80km/hで走行の場合)を可能とする。ブレーキを踏まなかった場合でも、自動的に減速することで15km/h〜30km/h減速する。
同社は、同技術を近々発売する新型車から順次展開していく予定とのこと。