新型アルファード(手前)とヴェルファイアを発表するトヨタ自動車の渡辺捷昭社長=12日午後、東京都港区、橋本弦撮影
トヨタ自動車は12日、高級ミニバン「アルファード」を全面改良するとともに、同車の外装を若者向けにした新型車「ヴェルファイア」を同時に発売した。ネット世代を取り込むため、インターネット上の専用サイトには、コンピューター・グラフィックスで描かれた次期社長有力候補の豊田章男副社長(国内販売担当)が登場。ハイブリッド専用の最高級ミニバンの開発も進める方針で、利幅の厚い高級ミニバンのテコ入れにより収益回復を狙う戦略だ。
二つの新型車の車台(プラットホーム)は同一で、排気量はいずれも2.4リットルと3.5リットル。希望小売価格(税込み)は300万〜450万円。40代〜50代だった購入層を30代の子育て世代にも広げるため、車の床の高さを5.5センチ下げて乗り降りを簡単にし、スピーカーを18個搭載して音響性能を高めた。
車離れが目立つ若者の支持を集めようと、インターネット上でも新車発表会を開催。東京を再現した仮想都市「meet―me」にトヨタが設けた「トヨタメタポリス」(http://metapolis.toyota.co.jp/)に、電子化された豊田副社長と女優の釈由美子さんが現れ、新型車の魅力を訴える異例の戦術を採った。