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電気自動車、コードなしラクラク充電 実用化へ実証実験

2009年10月3日18時48分

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写真地上に備え付けられた充電装置。この上に電気自動車が止まるだけで、充電できる=昭和飛行機工業提供

 電気自動車の普及に向けて、電源にコードをつながなくても充電できる装置が開発されている。早稲田大学や日野自動車は、路線バスでの実用に向いているとみて実証実験を進める。日産自動車は12年以降に売り出す電気乗用車への搭載を検討中だ。

 開発が進んでいるのは「非接触給電」と呼ばれる仕組み。地上に置いた円形の金属カバーの上に電気自動車を止めるだけで充電が始まる。「電磁誘導」の原理を応用。金属カバー内のコイルに電流を流して磁界を発生させ、車の底面につけたコイルに伝えて発電し、電池に蓄える。

 路線バスは、走る距離が短くルートも決まっているため、この仕組みに適していると見られている。始発のバス停に充電装置を置けば1回の運行ごとに充電でき、高価な電池をたくさん積む必要もないからだ。

 早大理工学術院の紙屋雄史教授らは04年から、奈良市や埼玉県本庄市など全国9カ所で、マイクロバスを改造した電気バスを使った実証実験をしてきた。1回の充電で40〜50キロほど走れるだけの電池を積むことで軽量化を実現。価格を通常の小型バスの2倍程度の3千万円台に抑えることを目指す。このバスの非接触給電装置を開発した昭和飛行機工業(本社・東京)によると、リチウムイオン電池なら5〜10分で3〜7割の充電ができるという。

 日野自動車はハイブリッドバスでの利用を検討。昨年2月に羽田空港内の無料連絡ルート、今年4月に都営バスの晴海埠頭―東京駅間でそれぞれ2週間、実証実験をした。

 来年に電気自動車「リーフ」を発売する日産自動車は、世界での量販を始める12年以降投入の車種で非接触給電に対応したモデルの投入を検討する。(小暮哲夫)

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