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東京モーターショー

進化するベンツをモーターショーに見た

 ベンツはただの高級車ではない。一歩先へ行く車。日々進化を目標に、新たなるコンセプトカーがお目見えした。

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コンセプトカー「F600」

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燃料電池の電力を使って冷却・加熱するカップホルダー=ダイムラー・クライスラー提供

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ビデオカメラ内蔵のサイドミラー。危険信号が点灯する(ミラー左下の赤いマーク)=ダイムラー・クライスラー提供

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『BLUETEC HYBRID』

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マイバッハ 57S

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メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン

■メルセデス、コンセプトカー世界初出品!

 ダイムラー・クライスラー/メルセデス・ベンツはワールドプレミア(世界初発表)としてコンセプトカー「F600」を発表した。

 高級車というイメージが強いベンツだが、F600を見た瞬間、高級感だけではなく、ファミリーを想定した親近感を強烈に感じた。ベンツが技術を駆使した次世代車といえる。

 F600のコンセプトは「パワフル、快適、ゼロミッションの新型燃料電池カー」。燃料電池とリチウムイオン・バッテリーの2つの電源を搭載。燃料電池駆動システムでは、余分なエネルギーはリチウムイオン・バッテリーに蓄え、走行に応じて最適な電源を選択する。加速時には、燃料電池とバッテリーを併用して最高出力(85kW/115hp)を出す。燃料電池は小型化に成功しつつも、パワーは30%アップしたという振れこみだ。

 もう一つの特徴は、どこでもエネルギーを供給できる移動型電源(66kW)の性能だ。例えば、飲み物を入れるカップホルダーは、燃料電池の電力を使って冷却したり加熱したりできる。家庭用電化製品もテールゲートにあるコンセントにつなげられる。報道関係者の招待日には、コンセントにエレキギターをつなぎ、演奏が披露された。

 ドライバーに配慮した細かな気配りも忘れない。ドライバーの目の疲れを軽減させるバーチャルディスプレイの採用。各種コントロールパネルのボタン等は、運転席と助手席の両方から使いやすいダッシュボード中央に配置した。サイドミラーにビデオカメラが内蔵され、車の後方と横を監視する配慮には感動した。車やバイクなどが後方から近づくと、ドアが自動的にロックされる。ミラーには危険信号が点灯し、車内にも警告音が響く。この機能は車線変更や降車時にありがたい配慮だ。

■『BLUETEC HYBRID』搭載車

 メルセデス・ベンツは一段とクリーンなディーゼル車を目指している。ディーゼル車にガソリン車並みのクリーンさを求めた「BLUETEC HYBRID」をSクラスに搭載した車が登場した。

 ディーゼルエンジンが排出する物質の中で、ガソリンエンジンの排出量を上回っている窒素酸化物(NOx)を選択式触媒還元法(SCR)によって約80%削減するシステムだ。「マイルドハイブリッド」という駆動システムを採用。交通状況に応じて、燃費を改善するため、内燃式エンジンが不要の場合は停止、必要な場合には内燃式エンジンと高トルク電動モーターを組み合わせて動かす仕組みだ。

 BLUETEC HYBRIDは、7.2秒で100Km/hに加速。最高速度は250Km/h、燃費も7.7L/100Kmと非常に優れている。

 日本では、あまり歓迎されないディーゼルエンジンだが、メルセデス・ベンツは「パワフル、経済的、クリーン」であると主張する。来年には、日本での評価を一気に高めたいと考えている。

■見逃せない2台

 今回、ダイムラー・クライスラー、メルセデス・ベンツのブースで、他に気になった車種は2台。1台は「マイバッハ 57S」。存在感もモータショーではピカ一。価格は約4500万円。

 もう一台は、ブース2階に展示されている「メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン」。バットマンカーを彷彿とさせるその容姿に一目惚れ。こちらは5000万円以上とか。

 1000万円以上の車は、どれも次元が違います。ご自身の目で是非ご覧ください。



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