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東京モーターショー

伝統のスポーツモデルデビューまであと2年
「日産GT-R PROTO」

写真・日産GT-R PROTO

 

写真・日産GT-R PROTO

 

写真・日産GT-R PROTO

 

■気になるモデルが続々登場の日産ブース

 日産の元気がいい。カリスマ経営者による改革が功を奏して業績は改善。販売台数の目標もクリアした。その勢いはこれまで登場してきた新型車に表れている。東京モーターショーの日産ブースでも強く感じることができる。5ナンバー枠に収まるコンパクトスポーツ「フォーリア」やモダンリビングコンセプトを実践するミニバン「アメニオ」、電気自動車のメリットを最大限に生かした「ピボ」、そして、近日発売予定の「ウイングロード」「ブルーバードシルフィ」「モコ」のプレビューモデルなど、新しいデザインで活気づいている。しかし、一番の注目は2年後にデビューを控えた「GT-R」のプロトタイプである。

■カウントダウンは始まっている

 この「GT-R PROTO」こそが2007年にデビュー予定のGT-Rのコンセプトモデル。日産は、2001年の第35回東京モーターショーで「GT-R CONCEPT」を出展し、GT-Rの開発が続いていることをアピール。2年後の第37回東京モーターショーでは、2007年に正式デビューさせることを明言している。そして、今年の第39回東京モーターショーで発表したGT-R PROTOは、「市販モデルで実現されるデザインが色濃く反映されている」といわれている。それは、「GT-Rらしさというものを再定義し、それを極限まで追求したもの」でもある。

■GT-Rらしさとは何か?

 では、GT-Rらしさとは何か? 1969年デビューの初代PCG10型「スカイラインGT-R」に端を発する、GT-Rの歴史を見つめ直したデザイナーたちがこだわったのは、圧倒的な存在感だ。そして、ドライビングプレジャーを実現するための、機能性に基づいたフォルムだ。セダンからの派生ではなく、GT-Rとしてゼロからデザインを起こすことにした。フロントに大きく口を開けたグリルはエアインテークとしての役割をデザインに示し、張り出したフロントフェンダーはタイヤまわりの空気の流れを考慮した形状だ。後部にはエアアウトレットを設け、そこからリアフェンダーにかけてのボリューム感あるボディサイドに強い存在感がある。

■伝統のテールランプは復活したが

 そして、GT-Rのアイデンティティともいえる丸形のテールランプも健在だ。途中に折れのあるCピラーは整流作用とともに、GT-Rの力強さを示している。これだけでも、高いパフォーマンスと存在感を伝えてくれる。だが、ボディサイズをはじめ、エンジンのスペックや駆動方式など、主要な諸元は現時点では明らかにされていない。このクルマがスカイラインを名乗るのかどうかも定かではない。つまり、今回の発表はデザインの方向性を示し、2年後のデビューに向けて日産が頑張っていることをアピールするものだった。しかし、こんなに多くの関心を惹くGT-Rの人気を改めて実感した。

(文=生方聡/写真=高橋信宏)

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