ベルマーク運動、タイでの展開検討へ

朝日新聞社がタイのサハグループと覚書締結

 株式会社朝日新聞社(代表取締役社長: 渡辺雅隆)は、ベルマーク運動のタイでの展開を検討することでタイのサハグループ(会長:ブンヤシット・チョクワタナー〈Boonsithi Chokwatana〉)と合意しました。 6月28日午後1時(日本時間同日午後3時)、バンコク国際貿易展示場で覚書を締結します。朝日新聞社の関係団体である公益財団法人ベルマーク教育助成財団(理事長: 銭谷眞美)と連携し、ベルマーク運動運営組織の形態や事業モデル、今後のスケジュールなどについて協議し、タイでの展開が可能かどうかを検討していきます。

 タイは、めざましい経済発展と都市化を続ける一方、急速に都市部と地方の教育格差が拡大していると言われています。朝日新聞社は、博報堂とともに2016年からタイで無料学習誌「みっけ!」の小学校配布を中心とする学習事業を展開しておりましたが、教育格差の解消を志すサハグループとベルマーク運動の活用について協議を始め、このたびの覚書締結に至りました。


日本のベルマーク

 

 ベルマーク運動はまだ日本が貧しかった1960年、保護者や児童・生徒が中心となって自校の教育設備の充実をはかるとともに、へき地校や災害被災校の教育環境整備を援助する仕組みとして、文部省(現・文部科学省)や地方自治体の協力を得て、朝日新聞社の全面的な後援で始まりました。現在、 2万7000校・団体が参加する国民的な運動となっています。


ベルマーク運動のイメージ

 

 このベルマーク運動をタイの事情や時代環境に合わせて改良し、タイのみなさんに親しんでいただける仕組みをつくって参ります。
 サハグループは1942年に設立されたタイを代表する財閥グループの一つです。衣料品や食品、雑貨など消費財の取り扱いから発展し、工業団地の建設・運営も手がけています。グループ内に約200社を抱え、日本企業との合弁に積極的なことでも知られています。


無料学習誌「みっけ」

 

 朝日新聞社が博報堂とともにタイで配布している無料学習誌「みっけ!」(隔月刊、発行元:AMARIN Printing&Co.)は2016年9月に創刊しました。主に朝日新聞社や関連会社の保有する学習コンテンツを利用し、タイの小学校4~6年生向けに編集しております。今年5月発行の11号はバンコク近郊を中心に約350校で15万部を配布しました。

 朝日新聞社は今後、この学習誌が子どもたちに親しまれる雑誌となるよう内容を拡充するとともに、ベルマークの広報誌機能を加えるなど、タイでのベルマーク運動との連携も検討して参ります。

学習誌「みっけ!」に関わる一連の事業は、日本では文部科学省が推進する日本式教育の海外輸出プロジェクト「EDU-PORTニッポン」の2016年度応援事業に採択されております。