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小原篤のアニマゲ丼

うまいぞスパゲティ・カリオストロ

2007年12月03日

 わが家では、休日の夕食はいつも私が作ります。料理はもはや生き甲斐の一つと言ってもいいです。本格的に始めたのは結婚してからで、息子の離乳食も作りました。このコラムには食べ物らしき名がついているので、ひとつアニメにちなんだ料理でもご紹介しましょう。作るのは「スパゲティ・カリオストロ」。宮崎駿監督の名作「ルパン三世カリオストロの城」(79年)に登場する肉団子入りスパゲティです。ルパンと次元が争うようにして食べるシーンをご記憶の方も多いでしょう。

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(1)いつも目分量なのですが、だいたいの分量は合い挽き300グラム、卵1個、パン粉カップ1/2、パセリみじん切り、鶏ガラスープのもと各おおさじ1、こしょう少々といったところ

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(2)こねました

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(3)丸めました

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(4)焼きました

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(5)トマトソースを加え煮込むと、団子からチーズがトロリ

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(6)できあがり

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(7)うにょーん

 トマトソースは、ニンニク、タマネギ、ニンジン、トマト缶、赤ワインで作り、最後にフードプロセッサーにかけて滑らかにします。生のバジルを入れると香りさわやかです。タマネギだけでなくセロリも使うと、ちょっと大人っぽい味になります。今回は冷凍の作り置きを使いました。いっぺんにたくさん作って冷凍しておくと便利です。

 「スパゲティ・カリオストロ」は前にも一度作ったことがありますが、ハンバーグのタネと同じ要領で肉団子を作ったらなぜかタマネギの歯ごたえが悪かったので、今回はタマネギなし。合い挽(び)き肉、卵、パン粉、鶏ガラスープのもと(顆粒〈かりゅう〉←塩がわりによく使います)、こしょう、パセリのみじん切りをボウルに入れ、よく混ぜ、よくこねます。息子が喜ぶと思い、モザレラチーズを1センチ角に切って団子の中に。本来なら揚げるのですが、油をたくさん使うのがいやなのでフライパンで焼きます。形が多少くずれますが、気にすることはありません。

 外側をこんがり焼いたら、トマトソースをお玉で3〜4杯分加え、軽く煮込みます。団子の中のチーズが溶け出しそうな頃合いに、隣の鍋でゆでていたスパゲティをドサッ。すり下ろしたパルミジャーノ・レッジャーノ(これは本物を使いましょう。味が段違いです)をふりかけ、ザッと混ぜたら最後に塩こしょうで味をととのえます。映画の通りに大皿に盛り、パセリのみじん切りを散らして完成です。

 肉団子をパクリ。溶けたチーズがうにょーんと伸びていい具合です。団子はやや固めですが、かみしめるとうまみがジュワッとしみ出します。タマネギ抜きバージョンは成功のようです。「簡単になった上においしくなった」とカミさんも感心。

 アニメゆかりのオタクッキング、また何か試してみたいと思います。「アニマゲ丼」という料理も考案してみたいですし。

プロフィール

小原 篤(おはら・あつし)
1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。99〜03年、東京本社版夕刊で毎月1回、アニメ・マンガ・ゲームのページ「アニマゲDON」を担当。07年からデジタルメディア本部WEB編成セクションに在籍、アサヒ・コム「コミミ口コミ」欄でアニメ記事などを発信中。

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