現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>小原篤のアニマゲ丼> 記事 実写ガッチャマンは「千の風になって」?2008年01月28日 以前、本欄で「妄想キャスティング」を展開した実写版「ヤッターマン」の悪玉トリオが日活から発表されました。ドロンジョ=深田恭子さん、ボヤッキー=生瀬勝久さん、トンズラー=ケンドーコバヤシさん。なるほどと納得の子分2人に対し、意外なのは深田さん。女王様キャラというよりお姫様キャラですが、どんなドロンジョになるのでしょう? 今回は、同じく実写化が決まっている「ガッチャマン」について、勝手に妄想キャスティング。
主人公・大鷲のケンは「千の風になって」のテノール歌手・秋川雅史さん。だって髪型がそっくりですよ、ふだんからあんな髪型している人いませんよ――という冗談はさておき、ケンは父のレッドインパルス鷲尾健太郎と合わせ、本当の父子を共演させるというのはどうでしょう? ケイン・コスギさんとショー・コスギさん、あるいは、坂口憲二さんと元プロレスラー坂口征二さん。征二さんは何せ「世界の荒鷲」の異名を取った男ですから、大鷲の父にはピッタリです。ハリウッド版ならチャーリー・シーンとマーティン・シーンか……。 コンドルのジョーは、かねてより「顔がそっくり」と言われている遠藤憲一さんで。あれだけ似てるんですから仕方ありません。つばくろの甚平は、これもかねてより「ぴったり」と言われているえなりかずきさん。ミミズクの竜は古田新太さん。なかなか充実した布陣です。白鳥のジュンは誰か悩むところですが、新垣結衣さんか堀北真希さんはいかがでしょう? 敵役ベルクカッツェは北村一輝さん。口元に浮かぶ表情がポイントです。ハリウッド版なら、ドリームワークスを率いるプロデューサー、ジェフリー・カッツェンバーグさんに自らやってほしいものです。だってベルクカッツェ(BERGKATZE)をひっくり返すとカッツェンバーグ(KATZENBERG)ですよ(Nが余計ですが)。3度くらいインタビューしたことがありますが、キャラも合っていると思います。 ちなみに〈ケン=秋川雅史さん〉バージョンですと、ジョー=平井堅さん、ジュン=大塚愛さん、甚平=氷川きよしさん、竜=笑福亭鶴瓶さん、ベルクカッツェは美川憲一さん。見事に、昨年の紅白歌合戦で役者がそろいました。おお、こっちも何だか面白そう。いや、こっちの方が見たいかも。かつてNTTのCMで実写版ガッチャマンに扮したことのあるSMAPも紅白に出場していましたから、2組の実写ガッチャマンがキャスティング可能とは、紅白歌合戦恐るべし!(意味不明)。 その紅白にも出たウエンツ瑛士さんは、これもキャスティングが話題となった実写版「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎です。映画第2弾の製作が決まり、新作のヒロインに北乃きいさんを起用する、と松竹が発表しました。連続失踪事件に巻き込まれ、鬼太郎と力を合わせて謎に立ち向かう女子高生・楓を演じるそうです。第1作で実花(井上真央さん)を相手に手痛い失恋を経験した鬼太郎ですが、今度もフラれるのか? 松竹は、鬼太郎を寅さんにする計画なのかも知れません。あ、でもあの押しの弱いキャラは、寅さんより甥の満男に近いのか? それなら、寅=ねずみ男、さくら=猫娘、おいちゃん=子泣きじじい、おばちゃん=砂かけばああ、御前様=目玉おやじ。意外に合うなあ…。それなら博とタコ社長は――(キリがないのでおしまい) というわけで、妄想キャスティングはまたも終わらないのでした。 プロフィール
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