劇団スイセイ・ミュージカル「フットルース」が8月3、4の両日、名古屋駅前の名鉄ホールで上演される。ダンス好きの高校生と対立し、物語を引っ張る牧師役の川崎麻世は、2009年の初演に続き同じ役で出演。川崎と演出・日本語台本の西田直木は「再演だからと言ってなぞるのではなく、まっさらな状態で前回よりも上を目指した舞台にする」と意気込む。
シカゴからロックやダンスを禁止する町に転校してきたレン(植木豪と小野田龍之介のダブルキャスト)。仲間たちと力を合わせて町の権力者で牧師のショウら保守的な住人に挑み、ダンスパーティーを開く青春物語だ。84年公開の同名映画が大ヒットした後、98年にブロードウェーで初演され、これまでに100万人以上を動員した。
ダンス禁止のきっかけは5年前、酒に酔ったダンスパーティー帰りの高校生4人が起こした自動車事故。ショウの息子も亡くなった。以来、ショウは心を閉ざし娘ともギクシャクしている。自身も子どもを持つ川崎は前回、「不良グループと一緒にいて欲しくない」など親の立場で考えながら演じた。今回は更に内面に迫った。何で自分は今こうなのか、何で娘にこんな対応を取るのか、セリフだけでは伺えない動機などを表現した。