この夏の復帰が発表された小澤征爾が、京都で開かれた「ロームミュージックファンデーション音楽セミナー」の指揮者クラスの最終日に飛び入りで登場した。眼光鋭く、しかし語り口はざっくばらんに熱くオーケストラの指揮を教えた。
2003年度から続く指揮者クラスは小澤のほか、阪哲朗や下野竜也を育てたウィーン国立音大の湯浅勇治准教授、伴奏のエキスパートである三ッ石潤司武蔵野音大教授が指導してきた。今年度は昨夏から10人が計20日間のレッスンを受けた。
今月13日の最終日は22〜32歳の男性5人、女性4人がザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団を相手にベートーベンの交響曲第4番から一部を指揮した。小澤はバイオリン奏者の中に陣取り、勘どころになると軽やかに指揮台に駆け寄って身ぶりを交えて助言。「(演奏者の)息を取って、みんなが用意できたらリリースするんだよ」と、呼吸を合わせて指揮棒を振り下ろす大切さを念入りに教えた。
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