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(銀の街から)もうひとつの世界

写真:エルネスト(シルビオ・オルランド=左)とカテリーナ(マルゲリータ・ブイ)拡大エルネスト(シルビオ・オルランド=左)とカテリーナ(マルゲリータ・ブイ)

■沢木耕太郎

 これもまた一種の「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語だと言えるかもしれない。ただし、若く美しい男女のきらびやかな恋愛模様が描かれているわけではない。なにしろ、「ボーイ」が小太りの冴(さ)えない中年男であり、「ガール」が決して若いとは言えない修道女なのだ。

 舞台となるのはイタリアのミラノである。「ボーイ」のエルネストは、何人もの店員を使うクリーニング屋の店主だが、親から受け継いだだけのその店の経営にほとんど情熱を抱いていない。働いている店員の名前すらろくに覚えず、いつも小言ばかり口にしている。家に帰れば、だだっ広い家で、通いの家政婦の老女が保存容器に作りおいてくれた夕食を、皿に移しもせずにひとりで食べる。

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