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(茶話:マンガ)「ぽっちゃり」でいい

写真:平間要「ぽちゃまに」(白泉社)拡大平間要「ぽちゃまに」(白泉社)

 劣等感を抱えた女子が、自分を好きになってくれた男子と出会い、恋をしながら自らを認め、成長していく物語……とまとめてしまえば、平間要「ぽちゃまに」は、まさに少女マンガの「王道」ということになるだろう。

 だが、主人公・本橋紬(つむぎ)はタイトルどおり「ぽっちゃり」だ。しかも彼女に告白をした後輩・田上幸也は「ぽっちゃり女子しか愛せない」という「残念なイケメン」。その体形から、ずっと恋愛に縁がなかった紬は、天然に見えて実は感情の機微によく気のつく田上とともに、恋を深めていく。と同時に、紬が「太っている自分」を受け入れていく心の過程が描かれてゆく。いじめられていた彼女が笑えるようになった経緯、そして「いま」の笑顔。自分が自分であることを祝福できることの素晴らしさが、さりげなく差し出される。そんな優しい物語だ。

 私はさきほど「少女マンガの王道」と書きつつ、「だが『ぽっちゃり』」と書いた。しかしここで、あらためて、なぜ「だが」なのかと問い直さなければならない。紬のような「ぽっちゃり」ヒロインはいまのところ、マンガやアニメの世界でも極めて稀有(けう)だろう。これは、痩身(そうしん)であることが尊ばれるという価値観の縛りが、現実のみならずキャラ表現においても強いことを意味する。

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