【織井優佳】韓国発のスパイアクション映画「ベルリンファイル」は、重厚なベルリンの町並みを背景に、北朝鮮と韓国の工作員らが激しい攻防を繰り広げる。リュ・スンワン監督(39)は、近くて遠い閉ざされた「北」と、国家に非情を強いられる個人の内面を描きたかったと語る。
■北朝鮮と韓国、工作員の攻防
主人公は北の敏腕工作員(ハ・ジョンウ)。武器取引の失敗で、ベルリン駐在大使の通訳官をする妻(チョン・ジヒョン)に二重スパイの疑いがかかる。誰も信じられない状況で、本国から来た冷酷な監察員、韓国や米国の諜報(ちょうほう)員、アラブ系組織が入り乱れて過酷な戦いが続く……。