世代を超えた人気番組、平成仮面ライダー12作を、各シリーズに関わりの深いスタッフがノベライズしたスピンオフ作品が、講談社キャラクター文庫「小説 仮面ライダー」だ。
「小説 仮面ライダークウガ」は、2000年放送の記念すべき第1作の後日談。怪人との戦いを終え、クウガが人々の前から姿を消した最終回の13年後を舞台に、本編の脚本を担当した荒川稔久が、再び起こる怪事件、そして戦士の帰還を描く。
13年前、「仮面ライダー」を新時代に復活させるため、それまでのお約束をそのまま踏襲するのでなくゼロから再構築したのが「クウガ」だった。怪人による事件が連日テレビ報道され、ライダーは警察と共闘し事件に挑む。実際に変身ヒーローが現れたらこうなるはず、という現実感に満ちていた。その姿勢は本書にも確かに受け継がれている。SNSにアイドルブームなど現代的なトピックを取り込んだ、まさに13年後の今を描いた「クウガ」だ。