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「〈遊ぶ〉シュルレアリスム」展

写真:マックス・エルンスト「王妃とチェスをする王」(手前、1944/1954年、豊田市美術館蔵)拡大マックス・エルンスト「王妃とチェスをする王」(手前、1944/1954年、豊田市美術館蔵)

写真:マン・レイ「障碍物」(1920/64年、Marion Meyer Contemporain蔵)の展示拡大マン・レイ「障碍物」(1920/64年、Marion Meyer Contemporain蔵)の展示

■評:「真の現実」を探して

 【西岡一正】シュールレアリスムは1920年前後に始まった芸術運動。日本では「超現実主義」と訳される。サルバドール・ダリの時計が溶ける絵画などが典型的なイメージとなり、現実離れした奇異な状態を指す「シュール」という言葉まで現れている。この、知っているようで本質をとらえがたい芸術運動を、現在の視点から再考している。

 監修した巖谷國士(いわやくにお)・明治学院大名誉教授は、図録でこう説く。――「超現実」の「超」は「チョーかわいい」というときのニュアンスに近く、「超現実」は眼前の現実に内在する「真の現実」を指す。したがって、シュールレアリスムは「真の現実」を目指す物の見方、生き方である、と。

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