■評:妙に心に残る「元祖」の生涯
【品田雄吉・映画評論家】アメリカの大物歌手で映画界の大スターでもあったフランク・シナトラ。彼の晩年を飾る大ヒット曲「マイ・ウェイ」は、日本でもよく知られている。その「マイ・ウェイ」を創唱したのは、この映画の主人公クロード・フランソワであった。
彼が歌った「コム・ダビチュード(いつものように)」は、アメリカの人気歌手ポール・アンカによって「マイ・ウェイ」となり、シナトラの代表曲の一つとなった。そう思いつつこの映画を見ると、仕事と人生について少なからぬ感慨が湧いてくる。妙に心に残る音楽伝記映画というべきか。