■「ブギーナイツ」
これを撮ったポール・トーマス・アンダーソンは、一番と言っていいくらい好きな監督です。どこか壊れた人、壊れた人間関係を深く描くのが得意ですよね。撮影時はまだ26歳。でも、ほかの監督とはまるで違う、巨匠感を感じたんです。
これも壊れた人間たちの疑似家族の物語。1970年代後半のアメリカで、17歳のエディはポルノ映画のベテラン監督から男優としてスカウトされる。親との関係がうまくいかない彼は家を飛び出し、「ダーク・ディグラー」という名でポルノデビュー。富豪の監督の家で、ポルノ女優たちと疑似家族を築いていく。