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【竹内誠人】鮮やかな色彩と、かわいらしい小さな動物たちが繰り広げる哲学的な物語に、時を忘れて見入ってしまう。小学校の教科書にも掲載されている「スイミー」で知られる作家レオ・レオニの展覧会「レオ・レオニ 絵本のしごと」が、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中だ。
レオニは49歳の時に孫のために描いた「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビュー。「自分らしく生きる」をテーマに40冊近く絵本を発表し、多くが日本で翻訳されている。水彩や油彩、コラージュなどの技法で生み出される豊かな色使いから「色の魔術師」と称される。
会場には、絵描きになりたいねずみが主人公の「マシューのゆめ」など自身を投影し、芸術や想像力の大切さを訴える作品が並ぶ。原画や彫刻など約130点の展示のほかに、絵本を自由に閲読できるスペースや、魚たちが人の動きに反応して泳ぐインタラクティブ映像もあり、幅広い世代で楽しめる。