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ノンフィクション苦境 経費かかるが売れず

写真:「ノンフィクション」の棚。「闘病・医療」や「動物」などの仕切り板が並ぶ=東京都渋谷区の紀伊国屋書店新宿南店拡大「ノンフィクション」の棚。「闘病・医療」や「動物」などの仕切り板が並ぶ=東京都渋谷区の紀伊国屋書店新宿南店

 ノンフィクションを取り巻く状況は厳しい。取材費が出ないことも多く、主な発表の場だった総合誌の休刊も相次いでいる。生き延びるための模索が続く。

 東京都内で6月に開かれた大宅壮一ノンフィクション大賞の贈呈式。立花隆選考委員は「大組織に所属しないフリーの物書きが書いた結果として(賞を)争うノンフィクションが、少なくなってきている」と述べた。候補者には現役新聞記者も名前を連ね、平均年齢は55歳。受賞したのは船橋洋一・元朝日新聞社主筆(68)が退社後に執筆した『カウントダウン・メルトダウン』(文芸春秋)だった。

 選考結果発表の記者会見では、関川夏央選考委員も「20代で才能のある人をノンフィクションに勧誘できるかな。今の状況でフリーランサーがどうやってお金を得ていくのか」と懸念を示した。

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