【ロサンゼルス=藤えりか】敗戦直後の日本に降り立った連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官ダグラス・マッカーサー。口の堅い側近に周りを固められた昭和天皇。「戦争責任」をめぐり、2人はいかに向き合ったのか。27日公開の米映画「終戦のエンペラー」でマッカーサー役を演じたトミー・リー・ジョーンズに聞いた。
舞台は焼け跡も生々しい、バラックだらけの日本。昭和天皇(片岡孝太郎)の戦争責任を見極めようと、マッカーサーは部下のボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)に命じて天皇側近の聞き取りを重ね、1945年9月、東京の米大使公邸で天皇と相対する。フェラーズにとっては、かつて愛しながら離ればなれとなった日本人留学生アヤ(初音映莉子)を捜す旅にもなる。
「もしマッカーサーが(戦犯として)天皇を処刑させていたら、日本社会は崩壊して大混乱を招き、米国(やGHQ)も統治できなかっただろう。天皇を存命させた苦闘に触れて、彼には今まで以上に称賛の念を持つようになったね」と語る。