■松原智恵子さん
【斉藤勝寿】もともとの夢はキャビン・アテンダント。1960年、日活が映画宣伝のために行った「ミス十六歳コンテスト」に応募、入賞したのが女優になるきっかけとなった。
「実際は15歳でしたが、2人の姉たちが名古屋のいろいろなミス称号をもっていたので、私も応募してみました」
副賞は東京見学。日活の調布撮影所でカメラテストを受けて、後日、「俳優になりませんか」とオファーがやってきた。「それまで日活の映画を見たことがなかったのですが、何でもやってみたい好奇心旺盛な年頃だったので挑戦することにしました」
入社は明けて61年1月9日。通っていた名古屋の高校はとりあえず休学。「3学期までに女優のめどがたたなければ復学する」というのが父親との約束だった。
デビュー作こそ端役だったが、「すぐに小高雄二さんの相手役に選ばれたので、やっていく自信がつきましたし、父も納得してくれました」。