【神庭亮介】全聾(ろう)の作曲家、佐村河内守(さむらごうちまもる、49)が、クラシックとしては異例のヒットとなっている交響曲第1番「HIROSHIMA」の全国ツアー中だ。東日本大震災の被災地への祈りを込めたピアノソナタ2番も完成させた。「希望の光になるような音楽をつくりたい」と語る。
広島生まれの被爆2世。35歳で聴力を失って以来、ボイラー室に閉じ込められたような「ゴー」という重度の耳鳴りに苦しみながら、絶対音感を頼りに作曲に打ち込んできた。そんな中で生み出した「HIROSHIMA」(2011年発売)は、出荷枚数が17万枚を超え、一時はオリコンの総合チャート2位にまで上昇した。
一躍、時の人となったが、「現代のベートーベン」といった過度の称賛には居心地の悪さも感じている。「ベートーベンは雲の上の人。そう呼んでほしい、と頼んだことはありません」と困惑顔だ。
歌、踊り、アクロバット、コントとなんでもこなす5人組ユニットの3rd DVD。表題曲はきらきら星をモチーフにした可愛らしい楽曲