ショートショートの神様と呼ばれたSF作家、星新一(1926〜97)。これまで入手困難だった書籍未収録の作品約60編が新潮文庫になって刊行される。
評伝『星新一 一〇〇一話をつくった人』(2007年刊行)を執筆するため、ノンフィクション作家の最相(さいしょう)葉月さんが遺品を整理する過程で、多くの資料が見つかった。最相さんのデータベースを元に、作家の高井信さんらが調査・確認作業を続けてきた。
「単行本未収録作」と表書きされた茶封筒には、雑誌の切り抜きが多数あった。50〜70年代にかけて、文芸誌やPR誌、子ども向け学習雑誌などに発表されたものだという。