■松尾スズキ・作
第十一章 愛をください
《あらすじ》康介のブログを読んだ恭一は、バッドエンドと名乗る人物の悪意に満ちた書き込みに気付く。一方、エリカたち中庸女子特別警察は、クラスの悪ガキ3人組(MMK)の尾行をしていた。
◇
MMKの3人はアパートに付設された鉄階段を上り2階に入って行った。
少しして「いやー、ビビったわー!」という宮崎の声が割れた窓ガラス越しに聞こえて来た。この距離で声が聞こえるということは、向こうの部屋の窓は開いているに違いない。窓が開いている2階の部屋を探すと、真っ黒いカーテンをひいた部屋の窓が唯一少しだけ開いている。