民放各局が4月の番組改編で、朝のニュース・情報番組を強化する。昨春始まったTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」が視聴率を10%近くにまで伸ばし(関東地区、ビデオリサーチ調べ)、日本テレビ、フジテレビ系番組との三つどもえの争いが続く。他局を含め、新番組や開始時間の午前4時台前半への繰り上げが相次いでいる。
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平日午前の帯番組を最も大きく変えるのは、日本テレビ系。朝一番のニュース番組の開始時間を30分繰り上げ、午前4時にする。続く「ズームイン!!SUPER」は10分繰り上げ、午前8時からは極楽とんぼの加藤浩次を司会に据えた新番組「スッキリ!!」、午前9時55分からは「ラジかるッ」を始める。
テレビ朝日系は「やじうまプラス」を午前4時25分から、「スーパーモーニング」を同7時半からと、それぞれ30分早める。両番組は司会者がお互いの番組に出演するなど、一体感を強める。テレビ東京系も「朝は楽しく!2部 株式ワイド」を15分早い午前8時45分スタートにする。
フジ系とTBS系は、平日午前は現状を維持する。
各局が改編の理由に挙げるのは、TBS系「朝ズバッ!」の影響だ。朝の情報番組は80〜90年代にかけ、日テレ系「ズームイン!!朝!」(現在の「ズームイン!!SUPER」)の独壇場だった。90年代後半からは、フジ系の「めざましテレビ」が追いかける「2強」時代が続いてきた。
この構図を崩したのが、なかなか朝の番組が定着しなかったTBS系の「朝ズバッ!」だった。テレ朝の畠山大・編成部長は「各局が8時に番組を切り替える中で、5時半〜8時半放送の『朝ズバッ!』の8時またぎは効果があった」と話す。
そのTBS系は、1年ぶりに午後の情報番組を復活させ、午後2時からの「2時ピタッ!」を放送する。制作は「朝ズバッ!」の吉崎隆プロデューサーが担当する。
一方、土曜午前や平日夕方は、生放送の時間を増やす動きが目立つ。TBSの石川真実編成局長は「テレビは『今』を見せるもの。生でやっていれば、突発ニュースにもそれだけ迅速に対応できる」と話す。
テレ朝系では土曜午前9時半から、新たに生放送枠として「サタデースクランブル」がスタート。TBS系は放送中の「知っとこ!」を30分拡大し、土曜午前7時半開始に早める。フジ系も「めざましどようび」を30分拡大し、午前6時に始める。
日テレ系は平日夕方のニュースを32分早め、午後4時53分開始とする。これに対抗し、テレ朝系も夕方のニュースをこれまでより1分早い午後4時53分開始に。「最初のトップニュースで視聴者をつかみたい」という狙いから、分単位のせめぎ合いとなった。