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藤沢周平の世界

風の果て

あらすじ

  首席(筆頭)家老桑山又左衛門に、旧友の野瀬市之丞から果たし状が届いた。又左衛門はかつて上村家の部屋住みで隼太と名乗っていたが、そこから、今の地位に異例の出世を遂げた。一方、同じ境遇だった市之丞は今なお実家に寄食している「厄介叔父」だ。又左衛門はかつての自分や仲間たちに思いを馳せる。

 隼太と市之丞は、片貝道場の同門で、それに杉山鹿之助と寺田一蔵、三矢庄六を合わせた5人はほぼ同じ時期に入門した仲間だった。1000石の上士の跡取りである鹿之助以外は、さほどに身分も高くない家の次三男である。早く良い婿入り先を見つけて厄介叔父への道を断ちたい4人は、大きな関心事である婿入りについて頻繁に語り合っていた。

作品の舞台を訪ねる

写真山形県鶴岡市

 藤沢周平の故郷・山形県鶴岡市を中心とする庄内地方は、「海坂もの」と呼ばれる藤沢文学の舞台のモデルと言われる。 [全文を読む]

海坂の食卓

写真山ごぼうの味噌漬け

 藤沢作品には、数多くの庄内の食べ物が出てくる。 [全文を読む]

今号の内容

  • あさのあつこが読む『風の果て』
  • 〈再現イラスト〉太蔵が原の開墾
  • 武家の次三男という生き方

2007年01月11日

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