飛鳥時代の美を今に伝えるとともに、火災による被害の大きさも伝えてくれる奈良・法隆寺金堂の焼損壁画(7世紀、国重要文化財)。この焼損壁画を保存するための初めての科学的な総合調査が、文化庁と朝日新聞社の協力で進んでいる。法隆寺金堂壁画保存活用委員会(委員長=有賀祥隆・東京芸術大学客員教授)は、19年に中間報告をまとめる方針。約2年間にわたる調査を通じて、壁画を保管する収蔵庫の建築的価値など新たな発見も得られている。
1949(昭和24)年の火災で焼損した奈良県斑鳩(いかるが…[続きを読む]
1949(昭和24)年の火災で焼損した金堂壁画を守り続けてきた奈良・法隆寺の収蔵庫。建造から70年近くたった鉄筋コンクリートの建物だが、大地震にも耐えられる十分な力を保持していることが耐震診断の結果…[続きを読む]
高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)とキトラ古墳(同)、奈良県斑鳩(いかるが)町の法隆寺金堂(7世紀)に描かれた壁画は、飛鳥時代の美を伝える至宝だが、現代人が保存に苦しんできた文化財でもある。 高松塚…[続きを読む]
壁画ワーキンググループの材料調査班(座長=高妻洋成〈こうづまようせい〉・奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長)は、焼損壁画にどんな材料が使われていたのか、その保存の課題は何かを科学的に探っている。今…[続きを読む]
69年前に金堂が炎上し、壁画が焼損した後、法隆寺と国は焼けた柱や壁を元通りの配置で、別の建物の中に保存することを決めた。忌まわしい記憶を封印するためではなく、歴史の証人として正しく扱うという姿勢の表れだった。 1952(昭和27)年に建て…[続きを読む]
(高田長老の法隆寺いま昔)焼損壁画を公開 平成の勧進(2017/3/17)
(高田長老の法隆寺いま昔)住職に就任 落慶へ突っ走る(2017/3/18)
(高田長老の法隆寺いま昔)百済観音とパリへ 一生勉強(2017/3/22)
精選版 日本国語大辞典の解説
大辞林 第三版の解説
デジタル大辞泉の解説