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週刊人間国宝
工芸技術 染織(1)

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今週のわざ紬と絣

内山武夫(うちやま・たけお) 前京都国立近代美術館長

 紬(つむぎ)は紬糸を手機(てばた)で織った絹織物で、わが国では古くから織られてきた。養蚕の過程で、二匹の蚕が一つの繭をつくった玉繭や、蛹が羽化し蛾となって出たあとの穴のあいた出殻繭、汚れ繭などの不良繭が出るが、これを煮て膠(にかわ)質を除き、真綿をつくる。この真綿から手つむぎで細い糸にしたものが紬糸である。 [全文を読む]

今週紹介の人間国宝宗廣力三 / 志村ふくみ /佐々木苑子

もっと知るために

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郷土の色に賭けた教育者 宗廣力三
【店】呉服店「たにざわ」

 宗廣力三の故郷、郡上市八幡町の中心街にある「たにざわ」では、現在の当主・谷沢周作氏の祖父にあたる先々代から宗廣作品と郡上紬を扱ってきた。 郡上紬を始めて間もない頃の宗廣が自ら店を訪れて以来、ときには郡上紬の広報窓口ともなって扱い続けている。 [全文を読む]

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色を紡ぐ革新の織り手 志村ふくみ
【美術館】滋賀県立近代美術館

 常時展示されているわけではないが、志村作品を多数所蔵する美術館。 催事内容は美術館に問い合わせか、ホームページまで。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆宗廣力三(むねひろ・りきぞう)

1982年認定 1914.4.25−1989.11.21

1947年開拓農場を営むかたわら、京都市染織試験場長の浅井修吉の指導で紬を研究、53年郡上工芸研究所を開設。植物染による家蚕の手紡糸、玉糸、一部に恵利蚕糸(えりさんし)を使って、濃淡の暈(ぼか)しや複雑な織模様を設計した。

◆志村ふくみ(しむら・ふくみ)

1990年認定 1924.9.30−

滋賀県生まれ。1942年東京の文化学院を卒業。母・小野豊の手ほどきを受けながら、古文献にあたって織物を制作。のちに黒田辰秋、富本憲吉らから薫陶を受ける。天然染料の色糸の微妙な色調を生かして主題を表現。

◆佐々木苑子(ささき・そのこ)

2005年認定 1939.7.8−

桑沢デザイン研究所卒業後、1963年染織の道を志し、静岡県や島根県の工房で技法を学び、69年東京の自宅に工房を設置。植物染料を研究、のち複雑な文様設計と緻密な計算が必要とされる絵絣技法で、独自の作風を確立。

2006年05月30日

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