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週刊人間国宝
芸能 歌舞伎(1)

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今週のわざ歌舞伎の成立と女方

山田庄一(やまだ・しょういち) 元国立劇場理事

 1603年(慶長8)、京の四条河原で出雲(いずも)の阿国(おくに)が「かぶき踊り」を興行したのを、歌舞伎の始まりとする。阿国の踊りは、それ以前から地方を巡演していたが、初めて中央に進出して爆発的な人気を博したので、この時を歌舞伎元年とするのである。阿国は出雲大社の巫女だったといわれ、集団のリーダーとして念仏踊り、ややこ(稚児)踊りなどを演じた中で、とくに「かぶき踊り」が喝采を浴びた。「かぶき」は傾(かぶ)き、つまり異装とか常軌を逸した行為の意で、全員華美な衣装の踊りで衆目を驚かし、男装の阿国が傾城(けいせい)(遊女)に戯れる寸劇などを演じた。 [全文を読む]

今週紹介の人間国宝七代目 尾上梅幸 / 六代目 中村歌右衛門 /四代目 中村雀右衛門 /七代目 中村芝翫

もっと知るために

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【本】4大女方をもっと知る

◎六代目中村歌右衛門
『歌右衛門 名残りの花』渡辺保著 写真・渡辺文雄 マガジンハウス 2001年 3000円 [全文を読む]

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【DVD】至芸を美しい画像で鑑賞

今は亡き、六代目中村歌右衛門、七代目尾上梅幸、そして現役で活躍する人間国宝の至芸を美しい画像で観賞することができるDVD。 副音声による解説もついている。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆七代目 尾上梅幸(おのえ・ばいこう)

1968年認定 1915.8.31−1995.3.24

六代目尾上菊五郎を養父とし、女方の技芸を習得し、1935年三代目尾上菊之助を、47年七代目尾上梅幸を襲名。悠揚着実ななかに艶麗な風趣を表す芸風で、立女方(たておやま)として活躍。当たり役に『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』のお三輪など。

◆六代目 中村歌右衛門(なかむら・うたえもん)

1968年認定 1917.1.20−2001.3.31

父・五代目中村歌右衛門の指導のもと、歌舞伎女方の技芸を習得。芸風は真摯克明で、芸に打ち込む情熱と気迫で裏打ちされた舞台は華麗。『道成寺』など所作事(しょさごと)にも長じた。1951年六代目中村歌右衛門を襲名。79年文化勲章を受章。

◆四代目 中村雀右衛門(なかむら・じゃくえもん)

1991年認定 1920.8.20−

六代目大谷友右衛門の長男で、1927年初舞台を踏む。一時歌舞伎界を離れるが、55年に復帰、64年四代目中村雀右衛門を襲名。新感覚を盛り込み品格ある芸風を確立。時代物、世話物ともにすぐれる。2004年文化勲章を受章。

◆七代目 中村芝翫(なかむら・しかん)

1996年認定 1928.3.11−

五代目中村福助の子で、祖父の五代目中村歌右衛門や六代目尾上菊五郎の薫陶を受け女方の技芸を習得。1941年には七代目中村福助を、67年には七代目中村芝翫を襲名。端正な技芸に明るさと大きさをそなえた女方として活躍。

2006年06月06日

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