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週刊人間国宝
工芸技術 人形(1)

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今週のわざ衣裳人形

白石和己 山梨県立美術館長

 衣裳(いしょう)人形とは、文字通り衣裳をつけた人形のことである。江戸時代にはじまり、浮世(うきよ)人形、着付け人形などとも称された。染め物や織物の裂地(きれじ)で作った衣服を着付けた人形のことであり、内容は大変幅広いが、一括して衣裳人形と呼んでいる。ただし、衣裳を和紙で作ったものなどはこれに含めず、雛(ひな)人形や五月人形なども別にしているようだ。また、人形とは別に衣裳を作っておき、それを着せたり、脱がせて別の衣裳を着せたりして楽しむものではなく、衣裳と人形の表情、姿形は一体となって鑑賞するものである。技法上も、人形に着せる衣裳は部分ごとに着付けるため、脱がせることはできないものが多い。 [全文を読む]

今週紹介の人間国宝堀柳女 / 平田郷陽 / 野口園生

もっと知るために

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至極の「人形」に会いに行く

【美術館】熊本県立美術館―堀柳女・平田郷陽の作品収蔵
 特別史跡の熊本城の一角に、総合美術館として1976年(昭和51)にオープンした。 収蔵品のなかで「細川コレクション」とともに注目されるのが「今西コレクション」である。 [全文を読む]

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本で知る人間国宝

 女性人形作家のさきがけ、堀柳女。 父子相伝の人形師、平田郷陽。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆堀柳女(ほり・りゅうじょ)

1955年認定 1897.8.25−1984.12.9

竹久夢二と出会い、立体的造形を求めて人形制作を志す。1934年鹿児島壽蔵らと甲戌会を結成、創作活動に没頭する。木彫による造形に色彩ゆたかな衣裳で、東洋の古典から題材を得た繊細で幻想的、情緒あふれる作品を制作した。

◆平田郷陽(ひらた・ごうよう)

1955年認定 1903.11.25−1981.3.23

父・初代平田郷陽のもとで写実的な人形を修業。のち創作人形運動に力を注ぎ、1935年日本人形社を創設。人形制作では、衣裳を着付けたものや裂地を貼り付けた手法で、現代の女性や童子の表情を生き生きととらえた。

◆野口園生(のぐち・そのお)

1986年認定 1907.1.23−1996.7.25

1937年から堀柳女に師事して製作技法を習得。下彫りした桐材を芯に桐塑で細部を肉付けし、布貼、和紙貼、胡粉仕上げなどの技法を組み合わせて制作。歴史上の場面や時代風俗、昔話などを意匠化し、大胆な変形を加えて造形した。

2006年06月20日

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