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週刊人間国宝
工芸技術 陶芸(2)

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今週のわざ民芸陶器

金子賢治 東京国立近代美術館工芸課長

 民芸とは民衆的工芸の略で、1925年(大正14)、柳宗悦が河井寛次郎や濱田庄司の協力の下で考案した言葉である。一般民衆が日常使う雑器のことを意味するが、それでは何もかも含まれてしまうわけで、その中からあくまでも柳好みのものを抽出したわけである。その選択基準が、素直、簡素、丈夫、安全、そして健康などといわれるものである。 [全文を読む]

今週紹介の人間国宝濱田庄司 / 島岡達三 / 金城次郎 / 保持団体 小鹿田焼技術保存会

もっと知るために

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【美術館】

日本民藝館
 民芸運動の本拠地として、宗教哲学者の柳宗悦を中心に、1936年(昭和11)に開館。 濱田庄司、島岡達三、金城次郎、小鹿田焼の作品を多く所蔵している。 [全文を読む]

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【本】

『無盡蔵』著:濱田庄司
講談社文芸文庫 2000年 1400円  民芸の人々との出会い、若き日のことなど半世紀にわたる陶芸人生を語ったエッセー集。 。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆濱田庄司(はまだ・しょうじ)

1955年認定 1894.12.9−1978.1.5

神奈川県生まれ。東京高等工業学校卒業後、京都で作陶技術を習得。バーナード・リーチと出会いイギリスへ留学。1924年に帰国し、栃木県益子町に陶房をかまえ、民芸の精神を反映した作陶をつづけた。68年文化勲章を受章。

◆島岡達三(しまおか・たつぞう)

1996年認定 1919.10.27−

東京生まれ。老舗の組紐師の家に生まれ、、東京工業大学卒業後、濱田庄司に師事し、栃木県窯業指導所に勤務。益子に登り釜を築き、独立。組紐で連続模様をつくり、素地とは異なった化粧土を埋める「縄文象嵌」の技法を確立。

◆金城次郎(きんじょう・じろう)

1985年認定 1912.12.3−2004.12.24

壺屋焼の名工、新垣栄徳の製陶所に勤務ののち、1946年に独立し、壺屋に工房を開く。線彫して色釉をほどこした魚や海老文様の躍動感あふれる作品を制作。72年読谷村に初めて自分の窯を築き、壺屋焼の登り窯技法を伝承。

◆保持団体 小鹿田焼技術保存会(おんたやきぎじゅつほぞんかい)

1995年指定・認定

大分県日田市小鹿田皿山に、朝鮮半島出身の陶工によって伝えられた技術。小鹿田皿山で採取された原土を唐臼で粉砕し、朝鮮系の蹴轆轤(けろくろ)を使用、共同の登り窯で焼成する素朴な民芸陶器。共同体意識の高い10件の窯元で構成する。

2006年08月01日

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