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週刊人間国宝
工芸技術 人形(2)

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今週のわざ紙塑人形と桐塑人形

白石和己 山梨県立美術館長

 紙塑(しそ)とは和紙の原料の楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの繊維を煮溶かしたものをもとにして、糊(のり)などの粘着剤、桐粉(きりこ)、胡粉(ごふん)などを加え、長時間よく搗(つ)き混ぜて作った粘土状の材料のこと。これを肉付けして人形に成形する。 [全文を読む]

今週紹介の人間国宝鹿児島壽蔵 / 市橋とし子 / 林駒夫 / 秋山信子

もっと知るために

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【伝統を学ぶ】

 桐の挽粉(ひきこ)と糊を練り合わせてつくる桐塑(とうそ)。 この材料で和人形をつくるという、伝統のわざを教えている人形作家の村岡茂さんは、自らを「人形屋」という。 [全文を読む]

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【美術館・イベント・本・ビデオ】

【美術館】
福岡県立美術館  黒田藩の御用絵師・尾形家に伝わる絵画資料を始め、博多織や久留米絣(くるめがすり)、福岡県ゆかりの画家たちの作品を収蔵。 福岡市出身の鹿児島壽蔵の作品7点も折にふれ展示される。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆鹿児島壽蔵(かごしま・じゅぞう)

1961年認定 1898.12.10−1982.8.22

福岡県生まれ。15歳で博多人形師有岡米次郎に師事して制作技法を習得。のち塑像、デッサンなどの造像の基礎を独習。1927年から紙塑人形を研究、技法を確立した。和紙の美と強靱性を生かし、染紙の彩色と文様加飾が特色。

◆市橋とし子(いちはし・としこ)

1989年認定 1907.8.21−2000.10.26

東京生まれ。1940年今村繁子に師事。桐の木粉と生麩糊を練り上げた桐塑を肉付けし、和紙貼や布貼、胡粉仕上げなどで制作する桐塑人形の技法を学ぶ。幼児、少女、老人などの姿を写実的に造形し、群像にも構成力を発揮した。

◆林駒夫(はやし・こまお)

2002年認定 1936.10.22−

高校卒業後、十三世面庄から御所人形を、北沢如意から能面打ちを習得。さらに平中歳子について桐塑人形を学ぶ。胡粉を混ぜたきめ細かい桐塑を用いたり、能装束を模した表具裂で仕上げるなど創意を見せている。

◆秋山信子(あきやま・のぶこ)

1996年認定 1928.2.24−

1956年大林蘇乃に師事して桐塑、和紙貼、木目込など伝統的な人形制作技法を習得。さらに彫塑、日本画、漆芸を学ぶ。各地の祭礼や沖縄の風俗などを題材に、素地の成形、仕上げとも多彩な技法を組み合わせて制作。

2006年12月05日

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