現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>週刊人間国宝> 記事

週刊人間国宝

芸能 雅楽

雅楽の歴史と起源

東儀俊美 日本芸術院会員

 「雅楽(ががく)とはどんな音楽か」。この問いに対する答えは非常に難しい。雅楽の起源はあまりに古く、しかも諸説あってはっきりしていないのが実情である。アジア各地にあったさまざまな国の音楽が古代中国に集まってまとまり、永い年月をかけて淘汰(とうた)・改良されて発展した音楽が雅楽だといわれている。その国々は林邑(りんゆう)(現在のベトナム付近)、天竺(てんじく)(インド付近)、渤海(ぼっかい)(中国東北部付近)、さらにチベットといった具合に、朝鮮半島からアジア大陸全域に及んでいる。 [全文を読む]

宮内庁式部職楽部

もっと知るために

写真【伝統を学ぶ】

 「トラロルロ、タアロラ、トラハトロラルイタ〜」  茶室を模した畳敷きの教室で、全員による唱歌(しょうが)がはじまる。 [全文を読む]

写真【舞台・CD・本】

【舞台】
宮内庁式部職楽部  宮内庁式部職楽部の建物は、江戸城天守閣跡にほど近い、皇居東御苑の一角に建つ。 建物の中央には高舞台が設けられ、周囲を白砂利が囲む。 [全文を読む]

今週の人間国宝名鑑

◆宮内庁式部職楽部(くないちょうしきぶしょくがくぶ)

1955年指定

日本古来の歌舞と大陸伝来の器楽と舞が合体して平安期にできた古典音楽。演奏形態は管弦(笙・篳篥・龍笛の三管、琵琶・箏の両弦、鞨鼓・太鼓・鉦鼓の三鼓)、舞楽、歌謡の三つ。宮内庁楽部が継承し、2006年現在、保持者21名を認定。

2007年09月04日

PR情報

このページのトップに戻る