現在位置:asahi.com>文化・芸能>コラム>週刊人間国宝> もっと知るために 工芸技術 陶芸(10)[ この号のトップへ ] [ 今週のわざ:白磁と青白磁 ] [ 【味わう・美術館・ギャラリー・ビデオ】 ] |
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電動轆轤に向かい、成形する受講生。 |
成形した後、削りに入る。 |
陶器の家に慎重に絵付けをする。 |
手びねりでお碗(わん)を作っている人がいる。電動轆轤(ろくろ)を回しながら壺を挽いている人もいる。素焼きされた器に筆で絵付(えつ)けをしている人もいる。
誰もが真剣な表情で作品に向かっているが、どこか肩の力が抜けて、ただただ夢中になっている風情(ふぜい)である。粘土を使って土いじりをするという陶芸のシンプルな楽しみがそこにあるのかもしれない。
西武池袋本店 池袋コミュニティ・カレッジの講座「陶芸」水曜クラスのモットーは、「楽しくなくては陶芸ではない」だ。陶芸作家の上田哲也(うえだ・てつや)先生は、「はじめの一年間で陶芸の『いろは』を身につけていただき、その後は本人の希望によって自由に創作してもらっています」と語る。
もちろん、上田さんをはじめ、助手を務める講師陣の親身なアドバイスがあってのことだが、この教室には『こうあらねばならない』という堅苦しさが微塵(みじん)もない。むしろ生徒一人ひとりの『これを作りたい』という創作意欲が尊重される。
教室に通いはじめて5年目になる受講生は、「土に親しみながら何もないところから『形』を作り上げていくプロセスが面白いですね。作っていて気に入らなければ、つぶしてやり直せばいい。そういう気安さもこの教室の魅力です」。
粘土は赤土、白土、磁土(じど)など5種類、素焼きの後にかける釉薬(ゆうやく)も十数種類が用意されている。電気窯も4基備えられ、焼き方も酸化焼成(しょうせい)、還元(かんげん)焼成など受講生の好みで選ぶことができる。自分なりに楽しみながら陶芸に親しむことができるとあって『20年選手』のベテランも多い。
上田さんは言う。「希望によって染付(そめつけ)など多彩な装飾表現もお教えします。堅苦しく考えず、陶芸で自分を表現することに面白さを見いだしてほしい。それがじつは上達の早道でもあるんです」。
●陶芸
池袋コミュニティ・カレッジ
問い合わせ先
上田哲也先生の講座「陶芸」は、池袋コミュニティ・カレッジ(03−5949−5483)で受講できます。
〒171−8569 東京都豊島区南池袋1−28−1 西武池袋本店イルムス館8・9F
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2007年03月27日