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唯川恵「肩越しの恋人」など日韓の小説が相次ぎ映画化

2006年09月09日

 小説を原作にした韓国映画が相次いで制作、封切られている。一時見られなかった国内小説原作の映画は勢いを盛り返し、折々に制作されていた日本小説原作の映画もその数がかなり増えた。

 日本のベストセラー「フライ・ダディ・フライ」が最近、新人スター、イ・ジュンギを使って「フライ・ダディ」というタイトルで映画化された。下半期には韓・日両国の小説をもとにした国内映画が相次いで製作、封切られる予定だ。

 韓国小説を土台にした映画は「千年鶴」「古い庭園」「武器の陰」「私たちの幸せな時間」「愛情欠乏が二人の男に及ぼす影響」「妻が結婚した」などが挙げられる。

 一番先に見られる作品は、小説家コン・ジヨンの同名のベストセラー小説を映画化した「私たちの幸せな時間」。9月封切り予定で、不幸な境遇で育った若い死刑囚と、世間に対し冷笑的な若い女性教授の出会いを取り上げた作品だ。「力道山」のソン・ヘソン監督がメガホンを取り、死刑囚のユンスと女性教授ユジョンにはカン・ドンウォンとイ・ナヨンがそれぞれ扮した。

 小説家ファン・ソギョンの同名の小説を原作にした映画「古い庭園」(監督イム・サンス)は、今年の秋の封切りを目標に編集作業中だ。1980年代を背景に、逃避中の運動の闘士ヨンウ(チ・ジンヒ)と田舍の美術教師ユンヒ(ヨム・ジョンア)との17年間の愛を描いた「古い庭園」は、小説の内容の中のヒョンウの反政府活動より2人のラブストーリーに焦点を合わせた。

 ファン・ソギョンの別の小説「武器の陰」も、現在シナリオ作業の仕上げ段階に来ている。ベトナム戦争を扱った原作は、ヒューマニズムや素朴な反戦主義あるいは反共主義から脱したという評価を受けた秀作。華僑出身の新鋭ピル・ガムソン監督がメガホンを取り、早ければ来年 1月からタイで撮影される予定だ。

 小説家チョン・ウンガンの同名の小説を原作とした「愛情欠乏が二人の男に及ぼす影響」(監督クム・ソンフン、製作トゥモローエンターテイメント)も、11月封切りを目標に現在追いこみ撮影を進行中だ。この映画は男やもめチョルドン(ペク・ユンシク)と息子のドンヒョン(ポン・テギュ)が一人の女性を巡って繰り広げる猟奇的な事件を描いたコメディー物。

 日本の小説を土台にした映画は「肩越しの恋人」「きらきらひかる」「黒い家」「プリズンホテル」などがある。

 唯川恵の同名の小説を映画化する「肩越しの恋人」は、30代の女性の結婚と恋愛、セックスについてのストーリー。日本の小説が原作の映画「シングルス」や、アメリカのTVシリーズ「セックス・アンド・シティ」などと肩を並べる映画だ。イ・オンヒ監督の演出でイ・ミヨン、イ・テランが主演し、すべての撮影を終了して現在編集作業中。映画会社は年末か来年初めに封切りすることを検討している。

 映画「きらきらひかる」は、「東京タワー」「冷静と熱情のあいだ」の作家江國香織の同名の小説を原作にしている。この小説は日本で1990年代初めに発刊され、同性愛者の夫とアルコール中毒の妻、夫の愛人が繰り広げる三角関係を描いた作品で、2002年に翻訳されて国内の読者にもよく知られている。

 この外に「鉄道員」と「パイラン」の原作者として有名な浅田次郎の「プリズンホテル」(監督キム・スヒョン)と、貴志祐介のホラー小説「黒い家」(監督シン・テラ) なども映画化される予定だ。

 これらの作品を比較すると、国内小説の原作は重量感を感じさせる作品が大多数である一方、日本小説の原作は10代の青少年や20〜30代の女性をターゲットとした作品が主軸をなしている。観客がどちらに軍配を挙げるか、注目される。


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