九尾狐のパク・シヨン「妖婦の資質があります」
2006年10月18日
先入観を壊す俳優たちがいる。ドラマ、映画などを通じて作られたイメージと、本人の実像が違う場合だ。
 素顔のパク・シヨンは、スクリーンで見せる表情とは全く違っていた
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女優パク・シヨンもそうした部類に属する俳優のようだ。小さな顔に高い鼻筋、大きな目に代表される西欧的なマスクで、トップスター・エリック(神話)のガールフレンドという修飾語は、彼女を高慢な女優のようにイメージさせた。
映画デビュー作「九尾の狐家族」(監督イ・ヒョンゴン、制作MKピクチャーズ)封切りを前に、パク・シヨンに会った。パク・シヨンは、人間になりたいと右往左往する九尾の狐家族のハプニングを描いたこの映画で、第一九尾狐を演じた。インタビューで実際に接した彼女は、おおらかで前向きな性格だった。そうして静かな語り口の中にもしっかりした性格が感じられた。
映画出演の経歴が全くないまま、いきなり主演を任されるということはどんな俳優にも重圧となるが、「初の主演で重圧はなかったか」という質問にパク・シヨンは「重圧がなくはなかったですが、先輩、先生方が一緒に出演したので気は楽でした」と答えた。
「初めは大きなスクリーンに私の顔がクローズアップされて出るということが心配でした。ところが映画は私には縁遠いジャンルだったので、逆に好奇心が生まれたんです。ミュージカル映画なので知らないことも多かったのですが、内容が独特だという点にひかれました。それで準備もすっかりして頑張らなければと思いました」
彼女は座って考え込むより、行動に移す女優だ。芸能界デビューへの過程も、そうした性格がそのまま反映された。パク・シヨンは「したいことは必ずする性格」と言い「たとえ失敗してもやらずに後悔するよりまし」と語った。
彼女は、アメリカのロングアイランド大学の新聞放送学科を休学して2002年に国内に戻り、モデル活動を始めた。その合間に演劇俳優を先生にして演技の勉強もしたという。「モデルエーシェンシーを回ってプロフィールを直接手渡しました。そうするうち、中国で韓流スターになる可能性がある韓国俳優を選抜して中国ドラマに出演させるプロジェクトがありました。そこに応募して中国ドラマ『ポングファン』に出演することになりました」
パク・シヨンが「九尾の狐家族」で演じた第一九尾狐は、男を誘惑する天性の才を持った九尾狐。女を誘惑しては情事の場面を写真に撮って売りつける詐欺師キドン(パク・チュンギュ)をも取り込んでしまう。
「男を誘惑する演技が自然だった」という褒め言葉にパク・シヨンは「自分にそんな面があるとは知らなかった」と困ったような表情。「演技していて、本当にきまり悪かった」とも言った。
「九尾の狐家族」は、演技者パク・シヨンに映画の面白さを気付かせた作品だった。パク・シヨンは「『九尾の狐家族』を撮影していて、どうして多くの俳優さんが映画にとりつかれるのかが分かった」として「脇から見ていて先輩たちからたくさんのことを学んだ」とも語った。
インタビューの終わりには「10年か20年後、パク・シヨンだけの演技のカラーというものが出せたらいいと思う」と抱負も語った。
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