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映画俳優のチェ・ウンヒ、自叙伝を出版

2007年12月20日

 「強制的な北朝鮮への拉致、脱出…そして恋。恥ずかしい記憶もすべて明らかにしました」

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「チェ・ウンヒの告白」を出版した女優のチェ・ウンヒさん

 「あちらでもこちらでも(南北で)歓待もされましたが、苦労も誤解もずいぶんありました。同じ空の下の、二つの祖国を行き来した女の一生、あるいは女優の一生を淡々とつづった本なので、読んでいただけたらと思います」

 映画「成春香」「離れの客とお母さん」などで1950、60年代を彩った銀幕のスター、チェ・ウンヒ(77)が、自叙伝「チェ・ウンヒの告白」を出版した。故シン・サンオク(申相玉)映画監督の夫人で、さまざまな辛苦を経験した人生を自ら振り返った。

 チェ・ウンヒは電話インタビューに応じ、「3、4年前にほぼ書き終わっていたのですが、何となく気恥ずかしくてしまったままにしてました。自叙伝として率直に書いたので、世間に何と言われるか怖い気もします」と語った。

 「もともと夫が『自分も一冊書かなければならないので一緒に書き始めよう』と執筆を勧めてくれました。それで準備をしていたのですが、昨年急に亡くなってしまいました。夫の思いを残そうと、この夏に夫の自伝『私は映画だった』をまず出版し、私も後に続くことにしました」

 「500年を生きたかのような長く過酷な日々」と序文に記した本には、チェ・ウンヒの生のすべてがつづられている。初の映画「セロウン メンセ」(新たな誓い・1947年)で出会った12歳年上の撮影技師キム・ハクソン氏との結婚、「姦通罪第1号」だと非難を浴びたシン監督との恋、香港からの強制的な北朝鮮への拉致と北朝鮮での生活、シン監督と子どもまでもうけた俳優オ・スミ氏との関係まで詳しく振り返っている。

 「自叙伝なのですから都合の良い思い出だけを書くというわけにはいきませんでしょう? それでも恥部を露わにしなければならないところではずいぶんためらいました。でも加減することなく書いたと自信を持って言うことができます。みんな故人になりましたが、残された私が真実を語らなければならないからです」

 また別の意味で「人生の男」だった北朝鮮の金正日総書記については、「二重に複雑な心情」だと語った。強制的に北朝鮮に連れて行かれたことは許せないものの、シン監督と自分の映画に対する尊重と丁寧な礼遇に、ありがたいという思いもあるという。

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