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「今もレオンが基準」 ナタリー・ポートマン

2006年04月28日

●公開中の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」に主演

写真

ナタリー・ポートマン

 自由のため、圧政を排除するため、政治的信念のため、暴力は必要か――。「娯楽作ながら、問いかけているクエスチョンにひかれた。私の生まれたイスラエルでは暴力やテロが日常なので、このテーマに興味があった。自分の意見を持たなくてはならず、学校に行くような気分で毎日毎日考えていた」

 ファシズム国家となった近未来の英国を舞台に、謎の仮面の男Vが公然と反逆を表明し、テロ行為を繰り返す。演じたイヴィーはVに命を助けられ、図らずも協力者となっていく。

 作品に向き合う覚悟は、役作りのためならと、髪をバッサリと切ったことにも表れた。イヴィーは投獄され、バリカンで丸刈りにされる。「インパクトのある行為ですが、髪はまた生えてくるわけですから」。この作品にはそれだけのチャレンジをする魅力と価値があったというわけだ。

 殺し屋の相棒となるマチルダ役が鮮烈な印象を残したデビュー映画「レオン」は94年の作品だった。その少女が現在は24歳に。「信じられないぐらい幸運だった」と振り返るのは、「スター・ウォーズ エピソード1〜3」に17歳から出演し、ルークとレイアの母となるアミダラ役に抜擢(ばってき)されたことにもつながったからだ。

 「すごいシリーズのヒロインを演じることができたのに加え、同じ役を3回やれたことが幸運だった。1度だけだと『ああすれば良かった』と後から思ってしまう。3回あったので、『次はああしよう、こうしよう』と考えることができた」

 女優としてこだわるのは演じる役が新しい経験になるかどうかだ。「簡単なものでは成長がないから、『自分の力が足りるかな』と思うものにあえて挑戦していきたい」といい、「『レオン』をいつも作品選びの基準にしている」と語る。

 高校時代に日本語を学んだことがある。「日本語はできますか?」とたずねると「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と言った後、披露してくれた。「ワタシノアタラシイエイガハ、『Vフォー・ヴェンデッタ』デス」

 昨年のカンヌ映画祭に出品されたイスラエル映画「フリー・ゾーン」に出演したほか、日本映画にも興味をもっている。「日本のどの監督の作品を見たらいい?」と突然、質問が飛んできた。「三池崇史と……」。その時の真剣なまなざしに、たじたじとなってしまった。

    ◇

 Natalie Portman 81年、イスラエル生まれ。「レオン」でデビューし、「クローサー」(04年)でアカデミー賞にノミネート。代表作に「コールドマウンテン」「スター・ウォーズ エピソード1・2・3」。

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