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第7回東京フィルメックス 17日から開催

2006年11月13日

 世界の最先端を行く作品から不朽の名作まで多彩な映画を集める「第7回東京フィルメックス」が17〜26日、東京・有楽町の朝日ホールなどで開かれる。開幕作品は今年のベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の「三峡好人」、閉幕作品は蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の「黒眼圏」。黒沢清監督の最新作「叫(さけび)」も特別上映される。

 アジアの俊英が競うコンペ部門は9本が参加する。クルド人の現在を描くバフマン・ゴバディ、タジキスタンのジャムシェド・ウスモノフ、中国の応亮(イン・リャン)ら、過去の受賞監督が新作を携え再登場。イランの異色アクション「りんご、もうひとつある?」、2人組女性監督がイスラエルの女性兵士を描く「クロース・トゥ・ホーム」など、新しい才能も紹介する。

 特別招待部門では、香港のジョニー・トー、モフセン・マフマルバフ、アピチャッポン・ウィーラセタクンら常連監督の新作のほか、この映画祭では初のパラグアイ映画も上映する。

 回顧特集では岡本喜八監督の12作品を上映。軽妙さと反骨精神が共存する「喜八タッチ」を若い観客に伝えたいと企画した。また、この夏急逝したダニエル・シュミット監督の追悼上映もある。

 問い合わせは電話03・3560・6394(事務局)。

◇ガムラン・ミュージカルも登場

 インドネシアの異才監督ガリン・ヌグロホの最新作「オペラジャワ」が、東京フィルメックスに特別招待される。ジャワの古典舞踊と伝統音楽に現代美術を大胆に融合させた「ガムラン・ミュージカル」だ。

 伝統劇「ラーマーヤナ」を下敷きに、美しい若妻とその夫、妻を狙う村のボスの愛憎を描く。ガムラン音楽など70曲以上の新曲を作り、約60人の踊りの名手が参加。地元の一流アーティストによる衣装やインスタレーションが全編を彩る。

 3人の愛憎に世界に広がる対立の構図を重ねる。「富める者、貧しい者双方が極端に走った結果、各地で悲劇が続いている。多様な文化が共存するこの作品は、暴力や悲しみに満ちた世界へのレクイエムです」とヌグロホ監督は話している。

 上映は22、24日。

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