現代芸術家の奈良美智さん、ドキュメンタリーに
2007年02月08日
現代美術家の奈良美智さんと旅するような気持ちになれるドキュメンタリー映画が、24日から東京・渋谷のシネマライズで公開される(全国順次)。題名は「NARA:奈良美智との旅の記録」(制作・配給は東北新社)。06年夏、故郷の青森県弘前市で大規模な「A to Z」展を開いた奈良さんを1年半追いかけた作品だ。
奈良さんは、にらむような表情の少女の絵で知られる。家具製作などを手がけるユニット「graf」の豊嶋秀樹さんと出会い、個展のたびに室内に廃材で小屋を造り、その中に自作を展示するようになった。
初監督の坂部康二さんが自らもカメラを持った。ソウル、ニューヨーク、ロンドン、横浜。仲間と世界中で小屋を作って個展を開き、また次の街へ。少女の挑戦的な目つきも変化した。
アトリエで、ロックを聴きながら絵を描く様子もとらえた。既に47歳。評価されればされるほど、作品だけに集中できなくなっていく。とある日、「自分より人を大切にしすぎてるかな……」とぽつりと漏らす言葉がぐさりとくる。
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