現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 ダース・ベイダーの鎧・兜飾り 映画公開30年で吉徳2007年04月09日17時57分 日本人形の老舗(しにせ)・吉徳(本社・東京都台東区)が、SF映画「スター・ウォーズ」の人気キャラクター「ダース・ベイダー」をモデルにした鎧(よろい)飾りと兜(かぶと)飾りを発売した。映画公開30周年を記念した企画で、「シスの暗黒卿」のダークなイメージはそのままに、熟練の人形職人が古来の製法で手作りする。インターネットによる完全受注生産で、第1回は4月中旬までに各70セットを予約受け付け。好評のため、第2回以降の販売も検討しているという。(アサヒ・コム編集部)
吉徳は、江戸時代の1711(正徳元)年の創業。300年近い歴史をもつが、西洋のデザインと伝統的な人形製法を組み合わせた商品をつくるのは初めての試みだ。「仮面ライダー」など特撮ヒーローのフィギュアで知られる造型作家・竹谷隆之さんのデザインをもとに、五月人形の甲冑(かっちゅう)飾りの手法を用いて制作した。 鎧飾りは高さ90センチ、幅80センチ、奥行き62センチで、税込み34万6500円。兜飾りは高さ54センチ、幅70センチ、奥行き50センチで、同18万9000円。1体1体、手作業で完成させるため、予約から発送までに2、3カ月かかる見込みだ。 「スター・ウォーズ」シリーズのジョージ・ルーカス監督は、故・黒澤明監督の熱烈なファンとして知られる。同シリーズに登場するロボットの名コンビ、C3―POとR2―D2は、黒沢映画の「隠し砦(とりで)の三悪人」に登場する百姓の太平と又七がモデル。ルーカス監督は当初、ダース・ベイダー役を、数多くの黒澤作品に主演していた三船敏郎さんに依頼したというエピソードも有名だ。ダース・ベイダーのデザインも、日本の甲冑(かっちゅう)がモチーフになっているといわれるなど、日本の時代劇の影響を色濃く受けている。 吉徳はデザインを逆輸入するイメージで、この企画を立てたという。その結果、独特な陰影の黒いマスクが印象的なダース・ベイダーと、荒々しい戦国武将を同時に思い起こさせるような鎧と兜に仕上がった。家紋に銀河帝国軍のシンボルマークを採り入れたり、屏風に映画のシーンを思わせる場面を描きこんだりと、細部まで凝ったつくりだ。 吉徳広報室は「節句のお祝いとはまったく別の商品と考えて発売したのですが、『スター・ウォーズ』ファンの若いご夫婦が息子さんのために買われるケースもあるようです。孫のお祝いにと予約したおじいちゃん、おばあちゃんが現物を見てびっくりということもありました」と話す。 販売は国内のみだが、すでに海外の「スター・ウォーズ」ファンサイトでも話題になっている。 PR情報 |