現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 「ハッピーフィート」監督、「アニメと実写、垣根どんどん低く」2007年04月12日14時12分 南極の氷をステージにペンギンたちが歌って踊るCGアニメ「ハッピーフィート」が公開中だ。歌のうまさで序列が決まるペンギン社会から落ちこぼれた主人公が、得意のタップダンスで自分の世界を切り開く物語。「『みんなと一緒』が求められる世の中だからこそ、『人と違っても大丈夫』と思える映画にしたかった」とジョージ・ミラー監督は語る。 リアルな自然描写とCGならではの奇想天外なアクションが、絶妙に絡み合う。ペンギンたちの華麗なステップは、タップの名手セビアン・グローバーらの踊りをセンサーでコンピューターに取り込んでつくりあげた。 「実写映画育ちの僕らと視覚効果のエキスパートが知恵と経験を持ち寄った。アニメと実写の垣根はどんどん低くなっている。アカデミー賞も両部門を一本化する時期が近いかもしれないね」 2月に受賞した「長編アニメーション賞」のオスカー像を手に、ミラー監督はにこやかに語る。 バイオレンス映画「マッドマックス」でメル・ギブソン、「ベイブ」でしゃべるブタを世界的スターにし、母国オーストラリアの映画界を活況に導いた才人。かわいいペンギンたちのドラマにも、大人をニヤリとさせるユーモアや辛口の文明批評をちりばめる。 「地理的に近いこともあり、南極にはずっと興味があった。知れば知るほど、温暖化や環境破壊が無視できくなる。娯楽映画だけど、僕らの社会がペンギンたちに迷惑をかけていることに気づいてもらえたらうれしい」 この作品のヒットで、難航していた「マッドマックス4」の製作も再始動。「メルも50代だし、主役は若い俳優を起用するつもり。おすすめの人がいたら教えて下さい」 PR情報 |