現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>映画> 記事 「ロッキー・ザ・ファイナル」 スタローンに聞く2007年04月14日15時46分 「ロッキー」シリーズ6作目「ロッキー・ザ・ファイナル」が20日、各地で公開される。1作目から30年。アメリカン・ドリームを体現する不屈の男を演じたシルベスター・スタローンも60歳。「肉体は衰えても、人生や社会への闘いをやめてはいけない。最後の1作は、人間の尊厳をテーマにした」と語った。 闘いやめたら、おしまいだ 1作目はファンタジー、2〜4作目はボクシング映画、17年前の前作「ロッキー5/最後のドラマ」は「感動のない失敗作」と言い切るスタローンにとって、「ザ・ファイナル」は「不屈」というメッセージを強めたリターンマッチ。「年配者を敬わない社会に対する1人の男の戦争だ。年をとると、社会はチャンスを与えてくれない。闘う意志を持て、不満な社会を変えてみろ、と同世代や若者に伝えたい」と話す。 経営するイタリア料理店で客に思い出を語り、過去の栄光に浸る日々のロッキー。あるテレビ番組が、現王者と全盛期のロッキーを比較。侮辱された王者の挑発を受け、ロッキーはくすぶり続けた闘争心をかきたて、対戦に挑む。無謀な父の姿に、息子は闘うことの意味をかみしめる……。 妻エイドリアンとの思い出が詰まるペットショップやフィラデルフィア美術館などの「名所」が再登場する。「美術館の階段は、どん底からはい上がる象徴。思い出の地を映し、シリーズへのオマージュにした」と話す。 シリーズ30年、自身に重ね 30年に及ぶ「ロッキー」シリーズは、自身の半生と重なる自伝的な作品だという。約10年前、「変化の早い残酷なハリウッドの中で、映画人として落ち目になった」。自らをロッキーに重ね、気持ちを奮い立たせて再起をかけた。撮影では、実際にノックアウトされて意識がとぶなど「振り付けではないリアルなファイトを演じた」。 「毎回、失敗の恐怖を乗り越えて、愚直に作り続けた」シリーズが6作続いたことを「奇跡だ」という。 「この30年間のロッキーの人生に、自分の姿を重ねて見続けてくれた観客のおかげだ。シンプルに人生を語る中に、新鮮な『生』の真実が宿る。『ロッキー』シリーズが、そうであってほしい」と述べた。 PR情報 |